谷 好通コラム

2007年08月10日(金曜日)

1701.また北海道へ行く

今、札幌への飛行機に乗っている。
夜、千歳に着いて札幌に泊まり、
明日の朝、札幌市内にある「丘珠空港」から稚内へ飛ぶ。
帰りは12日。

 

お盆がらみのラッシュで、飛行機が取れたのが唯一この方法なのである。

 

私とこの会社が創業の時に大変にお世話になった恩人のお母様が亡くなり、
急遽、稚内に飛ぶことにした。

 

遠いこともあり、
またお盆のこともあって、
お葬式への列席は固辞されていたが、
恩人のお葬式に対してそういう訳には行かない。

 

快洗隊が、あるいは全国の洗車にかかわる人たちが、
猛暑の中頑張っているところを、
涼しいであろう稚内に行くのは、
その意味では心苦しいが、勘弁してもらうほかない。

 

 

ところで、
暑い時の洗車は、洗車が水を使う作業であるので、
冬の寒い時の作業よりも楽であるように思われている人が多く、
そんなせいか、七月八月の暑い時には忙しくなるのだが、
一月二月の一番寒いときには客様が極端に少なくなる。

 

しかし、快洗隊のスタッフに聞くと、それはまったく逆なのだという。

 

冬は、寒いが動いていれば体も手も暖かくなり、
水を使ってもまったく苦痛には感じなく(北海道などの厳寒地にはつらいだろう)
むしろ、お客様が来ないと体の心まで冷えてかえってつらいのだそうだ。
逆に暑い夏は、動けば動くほど暑くなるし、
汗が出て、特に室内の作業をしているときには気を使うという。

 

それでも、みんな、
きれいになった車を見て喜んでくださるお客様の顔を元気の素にして
暑い中、頑張るのである。

 

とはいっても快洗隊の作業環境はまだ恵まれている。
作業する場所にはほとんどテントなどで日陰が作ってあるし、
手洗いについては、快洗Boss、ウィザード、Wingなどの省力機器が設置されている。
また、磨きの作業場についても囲まれたピットがあるし、道具も一通り揃っている。
ガソリンスタンドの場合、
建設時に手洗い洗車の作業を想定していないことがほとんどで、
洗車場に日陰がない場合も珍しくはない。
炎天下での洗車とかコーティングの作業はつらい。
何とか良い作業環境を作って行けるように
私たちなりにも考えて行かなくてはと思っている。

 

良い商品は、つらい環境の中からは生まれにくいことは確かだ。
それでも、なお、
がんばりで良い仕事をしている人たちをいっぱい知っている。
私たちも精一杯がんばって、
そんな人たちのために役に立つことを考えていかねばならない。

 

空港も、札幌行きのこの飛行機も、帰省の人たちでごった返し満席である。
もう、本格的なお盆が始まっている。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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