谷 好通コラム

2006年02月07日(火曜日)

1340.カメラを変えたら

長年使ってきたオリンパスのデジタルカメラが、
動きがギクシャクし始めて、調子が悪くなってきた。
あまりもの酷使の結果である。

 

出張カバンの中に毎日無造作に突っ込み、
レンズカバーも壊れていて、いつもレンズ丸出し。
ここはと思った時には乱暴に引っ張り出して、容赦なくシャッターを押してきた。
あちらこちらにぶつけて、ボディには無数の傷が付き、レンズにも傷が見える。
徐々に画像にもシャープさが無くなってきていた。

 

5年ほど前に、このカメラと同型の物を買い、
2年後に札幌のファミレスに忘れてきてしまった。
それから違う型のカメラを買ったのだが、
写真が平ぺったい表現でどうしても気に入らず、嫌でしょうがなかったところに
地元のパソコン屋さんに今のカメラの中古品が売られていて、飛びついて買った物。
だから、同じ型のカメラを2台続けて使ったようなもので、
それほど気に入っていた。

 

特に、夜、フラッシュが必要な暗さで、
フラッシュを焚かずに撮った写真は、独特の味が出て好きだった。
しかし、機械としての性能はほとんど最低で、
フラッシュを禁止にするにはいちいち操作が必要であったし、
何よりも、シャッターを押してからの撮れるまでのタイムラグがひどく、
シャッターチャンスを取り逃したこともしょっちゅうであった。

 

それでも、使い慣れたカメラは自分の分身のようで、
日本全国、世界にまで私に同行して、何万枚もの写真を撮ってきた。

 

しんし、約1ヶ月前に、
我が息子と秋葉原のヨドバシカメラの中の焼き肉屋で晩飯を食べた時、
つい、カメラの売り場を覗いたら、
リコーGRという固定焦点(ズームなし)のくせに、
メチャクチャ機能が凝っているカメラがあって、
画質が良いとの宣伝文句と、
色々と触っているうちに気に入ってしまった。で、買った。

 

そのカメラで普段の写真を撮り始めて約1ヶ月。
なかなか難しいのだ、このカメラが。
画像の表現なのかどうか分からないが、画面がざらつくのである。
まるでISO(感度)のばか高い銀鉛フィルムで撮った写真のように、ざらつくのである。
今はISO400で撮っているが、一度1600にして撮った時などはザラザラであった。
しかしこのカメラはデジタルなので、
ISOを上げたって、銀鉛の粒が大きくなるわけではないので
ざらつく意味が分からない。
ましてや、感光フィルムが全盛の時、ISO400は普通のフィルムであって、
ざらつきが出るほどのフィルムではなかった。

 

これが、デジタルであっても、
銀鉛フィルム(感光フィルム)と同じような味を出すための演出であったとしたら、
バカバカしいというか、面白いというか、であるが、

 

時にはこのざらつき感がいいなぁと思う時もあるが、
やっぱり、バシッと焦点が合った写真がいい時の方が多い。
特に仕事で使う写真は明快な画像が必要である。

 

どうしたら、このざらつきを抑えることが出来るのか、
多分、取扱説明書を読めば書いてあるのだろうが、
私は説明書を読んだことがない。
まっ、なんとかなるさ。

 

2週間前、ロス アンジェルスとラスベガスに行った時、
ラスベガスの光あふれる夜が、朝になると間の抜けた遊園地のように見えた。

 

 

太平洋の上、1万m上空は成層圏であり、宇宙を感じさせる。

 

 

アメリカから日本に飛ぶ時、つまり西向きに飛ぶ時、
時間がちっとも進まない事になる。
この夕焼け状態の空が、3時間以上も続いた。

 

 

一昨日、富士に行った。
今年のスーパー耐久に使うポルシェGT3を
富士スピードウェーの近くに預けてあるガレージに見に行ったのだ。
お化粧前のポルシェは、フロントバンパーとウィングが着けてない事もあって、
ちょっと拍子抜けであった。

 

 

大晴天の中、富士山はやっぱり感動的に立派であった。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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