谷 好通コラム

2005年02月25日(金曜日)

1125.やって見なくっちゃ

昨日はなんとも弱気なことを書いたものか、
今日になったらもうすっかり元気になって、バリバリである。
今、夜の8時過ぎ、新幹線に乗って「宇都宮」に向かっている。

 

本当は、明日の一番の新幹線に乗って、
朝10時半までに宇都宮に行けば良かったのだが
先方のたっての要請で、その前にもう一軒見ておくことになり、
朝9時までに「小山」に行くことになった。
だから、前日、つまり今日の内に宇都宮にまで入っておくことにしたのだ。
ありがたいことである。

 

今日の昼間は、久しぶりに本社の事務所にずっといた。
ほんとに久しぶりである。
だから、朝からやらねばならないことが山積で、来客も多かった。

 

と、ここまで書いてきて、
私が超多忙であり、
会社を一人で切り回しているかのように聞こえるが、
本当は全くその逆で、
ルーティーンの仕事に関しては、今は、私は全く手を出さない。
それどころか、大きな行事があっても、ほとんどの事が決定するような段階まで、
口を出さないことが多い。

 

それとは別に、自分で新しい仕事を作ってしまうので、
スケジュールがぎっしりになってしまうだけなのだ。

 

3月3日から幕張メッセで
“IAAE”(International Auto After market EXPO)というトレードショーがある。
3年前に初めて出展し、
一年おいて、去年も出展した。

 

このショーには、一年おきに出展すると決めていて、
今年は出展しないとしていたのだが、
色々と考えて、
出展申し込みの締め切りの直前、
土壇場で、今年の出展を決めた。(ドタキャンの反対である。)

 

遅くなってから出展を決めたので、
開催の日まであまり時間がなかったが、
焦る気持ちは全くない。

 

前の二回のIAAEへの出展にくわえて、他にも、違うショーに出たこともあったし、
協力関係にある会社にくっついて一緒に出展をしたことも何回かある。
慣れてきてしまったのだろう。

 

以前は、何をどうしたらいいのか分からず、
私が先頭に右往左往しながら、
みんなでガヤガヤと、大騒ぎで準備をしたものだが、
今ではショーについて信頼できる業者さんとも出会えて、
いい感じのブースを提案してくれるし、
また、身内のスタッフも慣れてきていて、そつなく準備を進めていく。
それでも、土壇場になってくると、
あれをどうする、これをどうしたとジタバタし始めるが、
それでも、もう何の心配も要らない。

 

私は、最初に大まかな方向性やコンセプトを皆さんに伝え、
最初のプレゼンに出て、キチンと方向を修正しておけば、
私は、時々届くメールでの具体的な報告を確認さえすれば、
開発部を軸に、
ほとんど最終段階にまで事は進んでしまう。
昔は全員体制で取り掛かったものだが、
今では開発部の一つの仕事となり、「いつものこと」ととして、
みんなは、普段の仕事を続けながら、開発部の進行にある程度任せてしまっている。

 

最初の頃を思えば、みんな楽になった。
少なくともショーに出展することについては、
開発部のショーに対する成熟もあって、開発部はほんとに大変かもしれないが、
少なくとも、以前のように総力戦のようなことはなくなった。
みんな楽になった。
特に、私は本当に楽になった。
ありがたいことである。

 

何でも、最初は大変だが、
大変だからと「懲りて」やめてしまうのではなく、
「とりあえず、何でもやってみる。」で、取り掛かってしまえば、
何回かやっているうちに、
「いつものこと」になれば、ドオって事のない、一つの仕事にしてしまえるものだ。

 

とりあえず「やってみること」である。

 

で、今日またひとつ新しいことを「やってみる」ことになった。

 

なんとNHKから、
番組に出て欲しいと要請があったのだ。
NHKといっても広島局のローカル番組ではあるが、
番組の中で、
一般の人が、車に洗車をしたりワックスをかけたりする時に、
うまく出来るように、
何かコツを教えてほしいというものである。
それも15分の「生放送!」であるという。

 

何かの縁で、NHKの関係者(すごい美人であったらしい)が、
広島のワンデースクールを取材していかれたのがきっかけで
出演の依頼があったというのだが・・・。

 

私たちは、プロのための洗車技術やコーティング技術には自信があるが、
素人の人たちのための洗車とかワックス掛けには、
ほとんど縁がない。

 

広島の山本所長からこの話があった時には、
「何でもやって見ればいいじゃん」と言ったものの、
やっぱり、
どうやればいいのかさっぱり分からないので、
ちょっと弱気になって
「丁重に、辞退させてもらった方がいいかもなぁ~」と言った。

 

ということで
山本所長が誠意を持ってお断りしたのだが、
NHKの方は、どうしてもと言う。
「ちょっとぐらいなら、自社製品の宣伝らしきことをしてもいいですから。」とまで言う。
べつに、NHKだから宣伝が出来ないから、と言うことでお断りしたわけではない。
しかし、そこまでおっしゃると言うことはよっぽど困っているのか、
スクールが気に入ったのかよく分からないが、
とにかく、「どうしてもっ」と言うことらしい。

 

でっ、結局。
とりあえず、「やってみる。」ということになってしまった。
とりあえず、「やる」ということで、
何とか考えようとということになった。

 

いずれにしても、これは山本所長のお手柄である。
ぜひ山本君に出演してもらおう。
ひょっとしたら、スター山本の誕生となるかもしれない。(なワケないか(^・^))

 

しかし、どうなることやら。
決して無責任に引き受けたわけではないが、
「何でもやってみる。」の挑戦は、
また、何か新しいものが生まれるのかもしれない。
やってみなきゃわからない。
しかし、
それにしても、どういう風にやろうか。
悩んでしまう。

 

 

もう一つの「やってみる」

 

とうとうやることになった“上海ワンデースクール。”
通訳を通じて、ワンデースクールがどこまで通用するのか、
これも
「やって見なければ分からない」
中国語のワンデーの案内。
私は何が書いてあるのかさっぱり分からないが、
私の顔が、まるっきり中国人の顔になっているのが笑える。

 

 

どうやろうか。
真剣に悩みの種である。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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