谷 好通コラム

2003年05月19日(月曜日)

711話 見てしまったら

18日、日曜日の朝、釧路を出発して約120km
帯広の“十勝サーキット”に行ってきた

 

釧路から帯広の道中は、あくまでも北海道で
延々と続く海岸線に沿った真っ直ぐの道に始まって
制限速度60km/hを、80km/h(ほんとか?)に抑えて走るのが精一杯
それでもまるで40km/hぐらいで走っている感覚
それほど、真っ直ぐで、路面が良く、空いていて
安楽な道である
それでいて、海岸に打ち寄せる波がすぐそこに見えていて飽きない

 

道が内陸に入ってくると
今度は、牧場と広大な畑の連続だ
2回行ったドイツの田舎の風景と、ダブル部分がある
もっともドイツの場合は
田舎道の制限時速は100km/hなので
流れる風景の速さがまるっきり違うが

 

ホントに、北海道の道は
スピード違反との闘いである

 

5月中旬の今、帯広は桜のシーズンでもあった

 

 

しかし
畑の風景が
牧場の風景が
とことん気持ちいい

 

 

2時間足らずで十勝サーキットに着いた

 

サーキットの前の「道の駅」から

 

 

到着したのは12時前
ちょうど体験走行の車が1台マーシャルカーに先導されて出て行くところであった
事務所を訪ねる
前もって清水さんが、スーパー耐久の事務局の人に話をして
十勝の「村岡」さんを訪ねていけばいいことになっている

 

村岡さんは今出て行ったマーシャルカーに乗っているとの事で
今の体験走行が帰ってきたら
すぐさま、私も体験走行させてもらえることになった

 

すぐ私の番
私の体験走行は、私がレースに出ていることを知っているので
かなりのペースで引っ張ってくれる
この日の私の車はレンタカーの「カローラ」
ごく普通のカローラで1500cc
引っ張ってくれるも、まったく着いていけない
それにホイールキャップが着いている車であったので
コーナーでキャップが飛んでいってしまいそうでヒヤヒヤした

 

十勝のコースはMINEとまったく違う印象であった
コース幅が広く
90゜コーナーがほとんどで、タイトなコーナーもなく
アップダウンもほとんどない
カートのコースを馬鹿でかくしたような、そんな感じがした
ストレートも長い

 

この時はショートコースを走った
耐久レースではフルコースを使うこともありうるといっていたので
そうなると、ダブルストレートとなり
1周で2回休憩が出来る
MINEの第3コーナーのように怖いコーナーもなさそうだ
「あまり疲れないな、これは。楽しそうじゃん」

 

たった2周なので
それが、24時間、交代で走るうちにどんな印象を持つか
まったく見当がつかないのだが
とにかく、楽しそうな印象を、とりあえず持ってしまった

 

十勝サーキットは、設備がなかなか充実している
グランドスタンドも大きいし
椅子の座り心地もよさそうだ

 

 

ピット裏はエントラント専用で広さもたっぷり

 

 

コースのあちらこちらに芝生のキャンプ場があって
ここでキャンプをすれば
レースを忘れてしまいそうだ
(実際には、コースのすぐ脇なので、レースカーの爆音はすさまじいだろうが)

 

体験走行が終わって
村岡さんは、コースの清掃に出て行ったので
私は、レストラン!で食事をする
あいにく普段は営業していなかったので
したの売店でカップラーメンを買い
売店の親切なお嬢さんにお湯を入れてもらって
レストランのテーブルで食べた

 

そこからはコースの1部分が見えて楽しそうな場所である

 

昼から「村岡」さんと、たくさんのお話しをした
彼は、気さくな方で
いつも笑顔を絶やさず、非常に好印象
非常に丁寧に、24時間レースでのことについて
事細かに教えてくれる

 

スーパー耐久の化け物のような車と
私たちのような草レースしか走ったことのない者が
一緒に走るのは、“迷惑”ではないだろうか
それが一番気にかかっていたことだが
「まったく問題ありません。」
「ぜひ出てくださいよ。大歓迎ですよ。」
と、言ってくれた

 

いっぱいのことをお聞きして
清水さんに電話
村岡さんと直接いろいろなことを話してもらう

 

 

今年の24時間レース
十勝は遠く経費もかさむので
出場台数がなかなか集まらないという

 

 

やっぱり
見てしまうと
十勝を直接見てしまうと
「走りたい!」とつくづく思ってしまう

 

百聞は一見にしかず
見てしまうと・・・・

 

十勝24時間レース
出たいなぁ~~~~ッ、と思ってしまったのでした

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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