谷 好通コラム

2022年03月15日(火曜日)

03.15.命取りになるか中国の強権姿勢

中国について最近気になるニュースが相次いでいる。

一つは、ロシアのウクライナ侵攻について、

明らかにロシア側に立った姿勢を取っている事。

 

ロシア軍によるウクライナ侵攻には

ほぼ世界中の国の人々がウクライナ側に同情し、

ロシアの核戦争をちらつかせて世界中を脅迫しながら

自らの残虐行為を相手のせいにするロシアの見え透いたデマ作戦に怒り、

気が狂ったプーチンに人類滅亡の不安を感じている。

 

そんな狂気のロシアに

間接的な姿勢を維持しながらもウクライナを支援する西側諸国に対して、

敵役のロシアを支持するような言動を中国の指導者や幹部達が繰り返すのは、

何らかの計算が有っての事だろうけど、

結果的に世界の大多数の世論を敵に回すようなことになっている。

一体どんな計算が有ってのロシアへの協調なのだろうか。

今の中国は、どんな計算が有ろうとも、世界の世論を敵に回しているのは、

たくさんの意味で心配なのです。

強権なのはいいですが、多分に無理を感じます。

 

そんな折、その中国では、

新型コロナのオミクロン株の感染が急速に広がっています。

しかし、世界の趨勢がウィズコロナの政策で、

新型コロナとの共存を目指す中

ゼロコロナで今までほぼ新型コロナをゼロに抑え込んでいたが故に、

今の政策のまま、

もう一度ゼロコロナの状態に戻せたとしても、

中国はウィズコロナの世界からの人々を、すべて

締め出さなくてはいけなくなります。

ゼロコロナの世界は、ウィズコロナの世界の人を受け入れられないのです。

 

世界中の人々が”ウィズコロナ”で、

ほとんどの国の人が集団免疫を獲得して、

インフルエンザ程度の対応で、

コロナに対して済ませられるようになっていても、

ゼロコロナをかたくなに推し進める中国には集団免疫を獲得する機会はなく、

ウィズコロナの世界の人を受け入れる方法はありません。

 

中国はこのまま行くと、

マインドの部分でも、コロナの部分でも、孤立するしかなくなるのです。

真剣に心配になります。

だから、中国の製品がゼロでも、

KeePerの製品が成り立っていけるように、手段を打ち終わっていますが、

間接的な調達にまで及ぶところでは、

まだまだ中国の影響をゼロには出来ていません。

 

中国は、強権的な世論操作でウクライナ対ロシアの戦争を歪曲し、

新型コロナについて強権でゼロコロナを成功させたので、

逃げ口の無いもっとゼロコロナに逃げ口を失い、孤立を深めるしかない。

 

何につけてもの中国の強権姿勢は、

自ら逃げ場のない袋小路に追い込んでいるようだ。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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