谷 好通コラム

2015年01月26日(月曜日)

01.25. ノラ男の場合。二つの家を行ったり来たりです。

家の外にいるオス猫ですが、みんな、
「ノラ男」と呼んでいます。

 

「のら夫」でも、「野良♂」でも構いません。
とにかく「ノラ男」です。

 

 

うちの人間が勝手につけて、勝手に呼んでいるだけですが、
近所の人も、みんな「ノラ男」と呼んでいます。
こいつは雄ですが、「玉を抜いて去勢」しました。
もう何匹、玉を抜いたでしょうか。うちの周りは玉抜き雄だらけです。

 

おとなしく、すごく人なつっこいネコで、
みんながかわいがります。
近所の子供も「ノラ男」「ノラ男」と言っていっぱいさわります。

 

 

「ノラ男」は、目の涙腺に障害があるのか、いつも涙が出ていて、
目の周りが少し汚いのですが、みんな気にしません。
しかも、毛がすごくきれいで、特に白い部分は、本当に真っ白できれいです。

 

 

私の家の勝手口の横に弱い電気マットを引いた箱が置いてあるので、
そこで寝ることもありますが、
どこかに行って、夜も帰って来ないこともあります。
もう一軒、帰る家があって、
あっちに言ったり、こっちに来たり、「ノラ男」は気楽にやっているようです。

 

 

こんなどうでもいいことを、今日の三話目として書いています。
実は、今日は、新幹線三昧なのです。

 

名古屋を朝8時過ぎに新幹線に乗り、
東京に着いてから、11時から一件大切なお客様を訪問し、
午後、すぐにまた東北新幹線に乗り、
午後3時に仙台、一件見るところがあってから、
午後4時に大切なお客様を訪問してから、
すぐ近くの仙台駅から午後5時09分に「はやて」に乗って、
東京に午後6時52分着、
東京駅からは午後7時10分にN700系の「のぞみ」に乗って、
午後8時51分に名古屋駅に到着する予定です。

 

新幹線に乗っている時間が往復で約7時間。
すごく無駄なことをやっているようですが、
飛行機に乗っても、ほとんど移動に要する時間は変わりません。
名古屋⇒東京→仙台⇒名古屋ならば、
飛行機に乗っても、乗らなくても、必要な時間が全く変わらないだけでなく、
中部空港で歩かなくてはならない無駄な距離を考えると、
この方が、足の弱い者にはうんと負担が少なく、
しかも、こんなにたくさん、好きな書き物が出来て、
楽しい一日でした。
ひょっとすると、これから、
私は、仙台に行く時も、福岡に行く時にも、飛行機に乗らないかもしれません。
私は飛行機大好きですが、必要を感じなくなってきました。

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2015年01月26日(月曜日)

01.25.造った者が自慢できる500系と、乗客が好きなN700系

一昨日、久しぶりに山陽新幹線の「こだま」に乗りましたが、
列車は、新幹線史上もっとも美しい「500系」でした。
この500系は、新幹線の高速化300km時代の先駆けとして、
世界一スピードの出る車両として華々しくデビューしました。
車体そのものが弾丸のように、その断面積は「円」で、
構造上最も強く、空気抵抗も少ない、”超”スマートな超特急です。

 

これはJR西日本が作った車両で、
トンネルが非常に多い山陽新幹線を意識し、
空気の圧力変化が大きいトンネルで、丈夫な円形断面を採用しました。
最高速も320kmを平常運転で出します。

 

 

その後、
JR東海が500系を出した時、
700系の最高速が500系に比べて20~30kmほど遅かったので、
500系を造ったJR西日本は、
「こんなに最高速の違う遅い列車とは、
同じダイヤで、一緒に走ることは出来ない。困ったものだ。」と、
自らが作った列車のスピード的優位性を誇り、遅い700系を卑下しました。
(という記事を、昔、新聞で読みました。)
500系こそ、超特急という呼び名がふさわしい列車でした。

 

それに比べて、
700系は断面積が「四角」で、
先頭車両は「カモノハシ」に似た決して流麗とは言いがたい形です。
それでも、これは流体力学的に理にかなった形状であるのだそうです。
そしてそのあとに、
N700系が700系の改良版として出て、
これは今のJR全体の主流になっています。

 

N700系の一番の特徴は「乗り心地の良さ」です。
700系同様の「四角」の断面は、車空間を広くしています。
そして、なによりも、
N700系は「シート」が断然いいのです、
シートのリクライニングの仕方が、素晴らしくいいのです。
700系からN700系に変わってこの点は特にすごく変わりました。
今やN700系は、JR東海のみならず、
JR西日本、JR東日本でも主流になっています。
N700系は大成功した車両であると言っても間違いありません。

 

私が新幹線に乗る時、少し時間に余裕があると思った時には、
わざわざ「ひかり」に乗って、
列車の旅を楽しむことがありました。
しかし「のぞみ」がN700系になって、
「ひかり」が残りの700系で走るようになってから、
この習慣をやめました。
N700系に乗った方が乗り心地が良いからです。

 

さて、
最速、かつ流麗な500系はどうしたのでしょう。
500系はどんどん少なくなって、東海道新幹線にはもう走っていません。
山陽新幹線の「こだま」としてごく少数だけまだ走っています。
私は詳しいことも本当のことも知りませんが、
極めて多く新幹線に乗る乗客の一人としては、
500系は「乗り心地が悪かった。」に尽きます。

 

500系は、速度、強度などハードとしての性能は素晴らしく、
丸い断面の弾丸のような形の列車は流麗そのものであり、
素晴らしくかっこいい列車です。
しかし乗客としては、丸い断面が圧迫感を覚え、
何しろあの振動は、鋭角的で強く、
シートも、どちらかと言えばスポーツカー的で、
決して良い乗り心地ではありませんでした。

 

対して、N700系は、
強度的には丸型に劣る四角の断面ですが、
そこは設計でカバーし、四角い断面で得られる広い空間を造りだしています。
その上で、振動の少ない足回りと、
何と言っても座り心地のいいシートが好きです。

 

私は500系とN700系の関係も、それぞれの評価や貢献も何も知らず、
一人の乗客としての知識しかないまま、
想像だけで書いているので、とんでもない勘違いかも知れません。

 

500系は「列車」としてはいい列車なのかもしれません。
その性能といい、デザインといい、「列車」として素晴らしいと思います。

 

でも客席は円筒形になって、少し手狭です。

 

 

外から見るとほれほれするのですが。

 

 

しかし、一乗客としては、
500系が第一線から退いて、
N700系が増えていることを歓迎します。
「乗り心地がいいから」
とすると、N700系は「列車」である前に「人が乗る乗り物」であり、
それを評価するのは、
列車を造った人でもなく、列車マニアでもない、
ほかならぬ『乗客』であることを、思うのです。
造った者が自慢できる500系と、乗客が好きなN700系。

 

我々、商品を作り出す立場の人間として、
このことは、学ぶべき教訓であると思いました。

 

キーパーコーティングは、
キーパープロショップは、
キーパーLABOは、
他でもなく、「お客様」に評価していただいた結果、
支持していただき、広まることが出来ているのだということを、
決して忘れてはいけませんね。

 

こんなことを書きながら、東北新幹線に乗っています。
東京駅の東北新幹線のホームでは、
最新のE2型とかなんとかいう列車で「はやぶさ」と「こまち」で、
ドッキングしています。この列車も良い乗り心地で好きです。

 

 

今朝、出てくる時の富士山です。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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