谷 好通コラム

2018年01月10日(水曜日)

1.10.今年初めての

今日は今年初めての役員会でした。
今年初めての‥と言っても、
役員が新しく決まるのは決算を境にして新年度になった時なので、
今はちょうどの1年の半分の時になる。
半年も経つと、役員らしく経営者らしい発言が出来てくる者と、
いつまで経っても一般社員と同じ観点と、行動しか出来ない者の差が出来て、
来年度の経営陣の体制を私も考え始める。

 

会社を経営する者とは、
会社が、社会の中にあって役に立ち、必要とされる存在であろうとして、
会社全体のあるべき方向と、
会社を構成する社員たちの行動がどうあるべきかを考え、判断して、
自分を含めた組織の構成員達が具体的に行動する動機となり、起点になる。
そして、構成員の行動を判断し、結果を評価して、
時には褒め、認め、促進するが、
時にはたしなめ、叱り、抑制をする。
そして自分の満足は、うまく行って自己実現による高い満足となるが、
しかし、時には寂しい。

 

経営者になり切れない者は、
経営者から褒められ、認められる自分であろうとするし、
褒められるべき行動と結果を出そうとする。
しかし、それは経営者ではなく、手本となるべき社員であって、
優秀であって褒められるべき、しかしどこまで行っても社員なのだろう、
ただ、会社の主体としての経営者的なスタンスではないので、
経営者としては認められないので、「解かってもらえない」となる。
解かってもらえない、認めてもらえないとして、
残念ながら被害者マインドに陥ると、
自力でそこから這い出すことは難しいので、
褒められ、認められる立場に戻るしかなくなる場合が多い。
この場合の、その人の満足は、
人から褒められること、認められること、回りから評価されることであり、
みんなとの一体感を持って、共に充実するのだろう。
これはこれで、十分なのだろうと思う。

 

しかし、どうしようもないのは、
自分の価値観があくまでも自分勝手であり、
自分の損得だけで自分の考えと行動を決める者は、
自分としては当然の、自分勝手な行動を取り続けるので、
もちろん他の人から褒められ、認められることは無く、
「誰からも解かってもらえない。みんな馬鹿だ、無能だ。」と、
一見、優越感に支えられているような、しかし絶望的悲観を持ち合わせている。
こういう人とは問答無用、関わりにならない方がいい。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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