谷 好通コラム

2022年11月12日(土曜日)

11.12.この会社は37年前に出来て、まだ上がり続けています。

KeePer技研㈱は37年前に創業した会社で、

最初の数年はガソリンスタンドを運営するだけの当たり前の会社でしたが、

しかしそのままでは、会社がそれ程成長できないことが判って、

また、ある大きなきっかけもあって、

カーコーティングという当時はまだ未開のビジネスの方向に転換しました。

そのあたりから、

前年比約120%の成長が続いて30年余、

減る事も無ければ、激増する事もなく、現在に至っているという事です。

これは実に「リピートの積み重ね」の結果であって、

一度買ってくれたら、また買ってくれる。

ずっと買い続けてくれる。

そんなお客様が積み重なって

販売拠点も拡がり、材料も技術力も上がって

商品力が強化され高付加価値化して行く中で、

また、お客様がどんどん積み重なって

このような継続的な成長が実現したものだと思っています。

 

これに必要なのは当然、第一に商品力であって、

 

KeePerは使用中の車が継続的に来るガソリンスタンド(プロショップ)や

継続的な洗車を伴う専門店(LABO)で、主に販売されていたので、

コーティングも継続的な効果の持続が絶対に必須で

「効果は最初だけで後はクレームとの闘い」では、

続けて来てくれていたお客様がすぐにいなくなってしまいます。。

 

だから、たとえば3年間の耐久を謳ったKeePerならば、

最初に初回の施工をした時に、そのお客様を驚かせるようなキレイさを造って、

「やって良かった。買って良かった。」と思っていただくことは当然として、

その後、本当に3年経った時に、

まだ、その効果がはっきり耐久していてこそ、

「またやろう。買おう。」と、はじめてリピートする訳です。

 

リピートしてこそビジネスは成長する訳なので、

だから商品開発も販売戦略も「単に売れる事」を目的とせず、

「継続的に売れ続ける商品」でなければならない。

 

もう一つの大切な要素は「人」です。

KeePerは店頭で、車にキレイという価値を造り出すサービス商品なので、

その価値を造り出す為には、ケミカルと、道具と環境、

そしてそ高い技術の「人」が必要です。

車の形は千差万別で曲面で覆われ、たくさんの出っ張りがある。

さらにコーティングの塗りや拭きの作業は微妙であり、

すぐにムラになりがちで、その塗りムラや拭きムラも見分けるのは難しい。

だから、コーティング作業の機械化は至難の業。

コーティングの作業は、

人ならではの美的な感性がものをいう作業。

しかし、科学の進歩は私たちの想像を遥かに超越しているので、

遠い未来、いつかは機械化されるのかもしれないが、

数十年後では無理でしょう。

だから人は、このビジネスにおいては今も将来も最も重要な要素と言えます。

 

今の時期、募集がすごく難しいと言われていますが、

少なくともKeePer LABOには本当にたくさんの応募があります。

既存店の来店客数もどんどん増えて、

新店も速いピッチで造っているので、

人は多数必要なのですが、幸いにも十分に人を採用することが出来ています。

 

さらに「離職率」が低いので、

入れても入れても辞めてしまうようなザル状態にはなっていず、

「純増」として確実に「人」を増やせています。

中途採用で7.8.9.10.月での純増が85名。

 

「離職率が低い事」は非常に大切な事で、

人を確実に増やして行かれるだけでなく、

人が長く勤めてくれることになるので、技術の習得が深くなり、

店舗全体の「KeePer施工技術レベルの向上」に絶大の効果を持ちます。

 

KeePerを施工すると、お客様はまず間違いなく大喜びしてくれます。

すると施工したスタッフも嬉しくなります。

それを、

ある経済紙のライターさんがこんな風に表現されました。

お客が喜ぶ(Customer Satisfaction)と当然、

自分たちも嬉しい(Employee Satisfaction)。

顧客の満足が従業員のやりがい、喜びに直結する。

本当にさすがです。簡潔で正しく正確な表現には

私の文章が素人そのものであることを改めて突き付けられました。

でも恥をしのんで、素人なりに頑張って書きます。

 

新入社員が入社すると、まず簡単な仕事で現場に慣れながら、

KeePerの技術をステップごとに徹底的に教えます。

そして、習った技術を活かしながら働き、習熟を重ねた上で、

KeePerの正式な2段階の技術検定を受けます。

検定に受かったら、先輩たちの見守りの中でコーティング施工を始め、

先輩の指導を受けながらどんどん上手くなって、

お客様に喜んでもらえるようになります。

先輩と一緒に経験してきたお客様の喜びを、自分も造れるようになると、

どんどん仕事が面白くなってきて、

技術の上達の動機にもなり、ますます上手くなっていくと同時に

一つ一つの仕事を、「お客様が喜ぶのを楽しみにして施工する」ようになって、

仕事が、人から「やらされること」から、

自分の意思で「やること」「やりたいこと」になってきます。

 

この段階まで来ると、

そのお客様の喜びと自分の嬉しさで心が通じて、

すると自分の言葉が、相手に対してすごく気を配った言葉になって、

お客様にとって自然に「感じのいい」対応になります。

外部の人がLABOに行かれると、

LABOのスタッフの感じがとても良かったとして、

「よく社員教育がいき届いていますね。」などと言われますが、

この会社は、机の前に座った「社員教育」というものを全くやっていません。

 

お客様が喜んでくれると嬉しいので、

そのことが自然にスタッフの教育になっているのです。

 

KeePerの仕事は、お客様が喜んでくれるので、

人に強制されてやらされなくても、

お客様が喜んでくれるのをスタッフが楽しみにして、

自らの意志でやるので、継続性があって離職率が減り、

長く務めることによって技術力も上がるので、仕事の付加価値が上がって、

結果的にスタッフたちの所得も上がります。

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

KeePerのビジネスが造り上げている構造を

一度、整理して書いてみようと思って書き始めたが、

進むうちに長くなり過ぎて来て行き詰ってきました。

打開策としてて、

さっき缶ビールを1本飲んだら、余計に詰まってきました。

 

一旦もう寝ましょう。

 

店舗部の佐々木君が、

11月23日オープンの「LABO小倉南店」の工事現場に行って、

写真をいっぱい送ってくれたので、載せます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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