2016年12月13日(火曜日)
12.13.芸濃イオン店を閉鎖し津店に統合します。
昨年の11月にオープンしたキーパーラボ芸濃イオン店(三重)を、
今年、12月15日に閉鎖して、設備とスタッフの全てを
車で約15分の距離にあるキーパーラボ”津”店に、
機能を統合することにしました。
「キーパーラボ”津”店」は、
三重県の県庁所在地である津市の津市役所の近くにあって、
国道23号線沿いの、信号のある交差点の角地に立地しています。
閉鎖されたガソリンスタンド跡を改装し「”津”店」を作りました。
ここは、立地が良いだけあって
一年目から200万円を越す実績を上げてきているので逆に、
二年目のジャンプ率が150%を切って11月は138%ですが
すでに平月300万円を越して採算ベースに乗るところまで来ています。
12月は昨日までで前年比168%であり600万円には届くでしょう。
一方「キーパーラボ芸濃イオン店」は、
三重県、伊勢自動車道の亀山ICから一つ目の芸濃ICを出てすぐ200m先に
イオンタウン芸濃というショッピングセンター(SC)の一番端にあります。
ここは少し古めのSCで平日は空き駐車場が目立つ程度ですが、
農家が多い周辺の中では賑やかなSCです。
このSCのメイン施設である「スーパーのBig」の反対側に端に
100円ショップのDAISOが閉店した場所があり、
その内部を改造してキーパーラボ芸濃店を造りました。
この店舗は、少々目立たないこともあって
スタート当初、100万円を中々越すことができなかったのですが、
スタッフの努力によって、リピートのお客様が積み重なってきて
梅雨明け頃から、ようやく100万円を越すようになり、
低いながらもラボの二年目ジャンプを期待できるかと思いました。
また、伊勢自動車道の芸濃ICの隣が”津”ICなので、
ラボ”津”店⇔ラボ芸濃イオン店は、
実質的に15分で行くことができます。
なので、一人のお客様がその時の都合でどちらかの店舗の方に行くことで、
実質的に2店で1店舗分の機能が果たせれば良いとして、
販売実績も2店合計での評価もするようにしていました。
スタッフも2店で1店舗の構成です。
それはそれでうまく行っていたつもりでしたが、
2店舗間でお客様がうまく便利に行き来してくれれば良かったのです。
しかし、
どうもお客様の流れが、
芸濃イオン店→津店はあっても、
津店→芸能イオン店の流れは少ないようなのです。
芸濃イオン店は、
イオンタウン芸濃に買い物に来た時にだけ便利であって、
芸濃イオン店でラボ会員のなったお客様も、
誰もが知っていて便利な津市役所の近くの”津”店を使います。
その逆はあまりありません。
そこで、
津店の待合室に、
芸濃イオン店の存在を案内したPOPを提示したらどうかと指示ました。
そうしたら、
担当者が何を勘違いしたのか、
「津店に芸濃イオン店の案内」と同時に、
「芸濃店に、津店の案内のPOP」も出して、
芸濃店のお客様に、便利な”津”店の存在を、宣伝してしまったのです。
それをやった9月、
芸濃イオン店は60数万円しか上がらず、どん底の実績になったのです。
ここで、あきらめました。
その利便性の広さの違いによって、
芸濃イオンに来られたお客様が便利な”津”店に行くことはあっても、
津店に来られたお客様で芸濃イオン店の方が便利な方は少ないので、
お客様の流れが、
一方的に、芸濃イオン店→津店であって、
相互扶助の関係にならないことが分ってきたのです。
これでは相互扶助関係であるドミナント関係にはなりません。
つまり、極端に言えば、津店があればどのお客様も済んでしまうのです。
芸濃店への販促努力は、津店との均衡を促すだけで、
全体の増大には結びつかず、
しかも、津店には、
その両方を受け入れるキャパシティにまだ十分余裕があります。
そこに気が付いてから、
私は、芸濃イオン店の存続意義を見失いました。
12月に入って、芸濃イオン店と津店の両店のスタッフたちと話し合いました。
そこで、今回の芸濃店の閉鎖と、
その機能と設備、スタッフの津店への統合を決めました。
初めての名実共の「閉店」は、
ぐちゃぐちゃ余計なことを考えず、
冷静に考え、判断して、決めました。
年内にLABO尼崎店と、LABO福山店の開店が控え、
年を開けてから、手稲店、大宮店、長久手店、昭島店と、
その大きなマーケットの可能性に足踏みをしている暇はありません。
感傷的なところがないと言えばうそになりますが、
落ち着いてキーパーラボ芸濃イオン店を閉めたいと思います。