2020年07月19日(日曜日)
7.19.「#37 KeePer TOM’S GR Supra」三回連続のデビューウィン
スーパーGT2020年シリーズ第1戦決勝が、
コロナウィルス禍の中、やっと今日、”無”観客で開催されました。
特に今回の”無”観客は徹底されていて、
観客だけでなく、我々スポンサーなどの関係者や、
チームのマネージャー達、カメラマン、レースクィーンまで
レースに直接かかわる者以外のすべてがオミットされたのです。
政府の感染予防の指針がかなり緩和されている中で、
求められてもいない過剰な自粛ぶりは、
今後にあとを引く問題になるかもしれない。
いずれにしても、やっとのことで開催される第一戦は、
トヨタが新しく「トヨタGR Supra」に全面的な車種変更をし、
ホンダは同じ「NSX」だが、固執していたエンジンのミッドシップ搭載を、
他社の車と同じようにフロントエンジンに移しての初レースであった。
日産は昨年からと同じ「GT-R」で変化はないように見える。
500クラスの3車種の公式テスト後までの前評判では
ホンダNSXのエンジンが速いと評判が高く、
トヨタ・スープラがそれに続き、
GT-Rは撤退の噂が出るくらい何の進化もしていず、勝負になりそうにない。
そんな前評判の中、今日の午前中からの予選は、
#37は、Q1がニックで5位につけQ2に進む。
ところがそのQ2では平川亮が何とトップでポールポジションを獲得した。
#37は、過去、車種が変わった初戦に二度優勝している。
「レスサスSC430」→「レクサスRC-F」の第一戦・岡山で優勝。
「レクサスRC-F」→「レクサスLC500」の第一戦・岡山でも優勝。
#37は、
① 車種が変わる一戦目に優勝するジンクス?を持っているのか、
或いは②平川亮の元々ホームグランドである岡山国際サーキットで強いのか。
今回の車種変更「レスサスLC500」→「トヨタGR Supra」の第一戦は
「富士スピードウェー」。
その予選でポールポジションを取った!。
今回のレース結果で、①なのか②なのかがはっきりする。
そして午後3時からの決勝レース。
お天気は「晴れ」のようだ。
現地に行けないので、
名古屋市内のあるカーディーラーの「モビリティゲート」という設備で、
何人かが集まって、ソーシャルディスタンスに気をつけながら、
みんなでライブの放映を見るパブリックビューイングでレースを観る。
画像の様子では「晴れ」のようだった。
観客席には人っ子一人いない。
ドライバーとメカニックとレース監督以外誰もいない。
無観客の大相撲の様子に似ている。
それでもレースは始まり、
#37のニックは、ポールポジションから初めからトップに出て、
途中でセーフティカー導入があったものの
毎周、コンマ何秒かの差を拡げて行って、
全66周のレース半ばでピットイン、給油とタイヤ交換、
平川亮選手にドライバー交代して、順調なピットタイムでコースに戻る。
それから2位との差が24秒まで開いた時、(2位は僚友の#36 auTOM’S)
よく知っているGT-Rがアクシデントでコース上に立ち往生して、
またセーフティカー導入で、
24秒の貯金がゼロになったが、
再スタート後、また着々と周回数を重ねて行って、
一度も背後を脅かされることなく、トップでゴールインした。
2位の#36 auTOM’Sは、
予選8位から3位にまで追い上げてきた
昨年のチャンピオンカー#1 GR Supraに、一度は、差1秒以内に迫られたが、
落ち着いたタイヤマネージメントの#36関口選手が軽く退けた。
それにしても、
予選8位からそのスバ抜けたスピードで追い上げてきた#1は、
注目の新人坪井翔選手がドライブしており、
坪井翔選手とは間接的に縁もあるのだが、
今年の一番のライバルは、この坪井翔選手であることを覚悟した。
ともあれ、我らが応援するチームTOM’Sは、
「#37 KeePer TOM’S GR Supra」が1位となり、
「#36 auTOM’S GR Supra」が2位となって、
TOM’Sの500クラス、ワンツーフィニッシュとなって、
トムスのドン、舘会長はこれ以上ない喜色満面のどや顔であった。
めでたし、めでたし、である。
※今回からのこのレース速報には、大変残念だが、写真がない。
名古屋市内の某所での勝手パブリックビュー会場の様子。