2015年11月27日(金曜日)
11.27.(快洗Jr. + 快洗Wing ) ÷ 2 ≒ 快洗7
快洗Jr.は、初代Jr.から三代目のJr.3まで、
「手洗い洗車」を取り入れる店舗にとって、最も手軽であり、
標準的な機械として、約7,000台が全国に普及してきました。
そして、その進化形として、より効率的であり、
ショー効果までも備えた大型の快洗Wingがデビューし、
今では快洗WingⅡまで進化しています。
しかし、快洗WingⅡへの進化は「より精密に」の方向に進み、
本来、手洗い洗車作業の補助器としての役割であったはずの快洗シリーズなのに
一歩も二歩も出過ぎた存在、オーバースペックになった反省がありました。
価格も初代の快洗Wingが258万円であったものが、
快洗WingⅡでは325万円にまで上昇して、
もはや「補助器」の範疇を逸脱したところまで来てしまったような気がします。
そこで、もう一度初心に帰って、
本来、人が行うべき手洗い洗車を機械化する機械ではなく、
「補助をする道具」としてのシンプルな機械を目指して、
快洗Jr.以上、快洗Wing未満で、
そのどちらでもない新たな「快洗7」を作りました。
価格も(快洗Jr. + 快洗Wing ) ÷ 2 ≒ 快洗7
・ 全体のデザインは定評の「片持ち式」で、ショー効果と省スペースを両立します。
※写真の車CX-5は、ナンバーが見えますが、当社の社用車であり、個人情報に当たりません。
手持ち高圧水スプレーを自在2段アームに取り付け、取り回しが劇的に楽に。
※機械上部の赤色の2段アームにご注意を。
一周周って、元に戻る。ホースのからみゼロ。
足回りのスプレーが終わったら、水→泡コースのスイッチを入れます。
・水と泡が出るブームは水平の一本のみとし、吹き出しノズルの角度を吟味して、
前後横も洗えるようにして垂直の可動ノズルを廃止しました。
ブームが移動する速度は自在に変えられます。
泡は、風で吹き飛ばないよう比較的重い泡に調整してあります。
全体が軽くなってシンプルになり大幅なコストダウンにつながる。
まず下回りのタッチアップ。
ボディ部のタッチアップ。
垂直の可動パイプがないので、動きが快適です。
再び、水流しを往復。
プランジャーポンプの高圧水で、
残った泡を、1周だけ周って流す。
洗いはこれで終了。
場所を移動して仕上げ作業に移ります。