谷 好通コラム

2015年11月11日(水曜日)

11.11.きのうは、しっかりお灸を据えられた一日でした。

最初は、
東京証券取引所の「決算発表予定会社一覧」に
第一四半期決算発表の開示予定日を11月10日と記載しました。
しかし色々な都合があって、
一旦、11月9日に開示予定日を移動したのですが、
その後また、予定を11月10日に戻したことがありました。
しかし、
発表予定日の掲載だけを11月9日にしたままで、
11月10日に変更するのを忘れてしまったのです。

 

これは単純なうっかりでは済まされないことで、
多くの方からお叱りを受けました。
株価も一時は188円下げまで急落して、終値でも129円落ちで、
東証マザーズ市場での値下がり率が一時は1位、最終的にも3位と、
しっかりとお灸を据えられた感がありました。

 

私は、約束したことは何があっても守ることを信条としているはずなのに、
発表予定日を公の場で約束をして、
それを”うっかり”などという情けない理由で破ってしまったことを、
大変恥じ入っております。

 

せっかく自信を持って出したはずの、
みんなで作り上げた第一四半期決算を
こんなつまらないミスで、市場の不信を買い、台無しにしたような結果は、
悔しくて、たまりません。
しかし、今後、どのような仕組みを作って防いで行くのかが肝心なのでしょう。
「もっと注意する。」とか
「もっときちんと複数の人で確認する。」とか、
そんな「もっと・・」などというアナログな改善では、全くダメでしょう。
残念なことですが、同じミスは、同じ人がします。
「もっと注意する。」では、何の解決にもなりません。
組織の在り方、組織そのものの構造、役割の配置方法、
根本的なところを見直し、作り直していく必要があります。
考えさせられた今回の出来事でした。

 

たくさんの現場の人間が造り上げてきた成果を、
本当にくだらないミスで非現場が台無しにする現状がこの会社にあることを
深刻に受け止めるべきです。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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