2020年04月30日(木曜日)
4.30.「ミ」の付く三匹はいずれも不自由だったが
今日、連れ合いと話をしていて気が付いたのですが、
歴代の我が家で飼われてきたペットは、
「ミ」の付く子は、いずれも体に何らかの不自由を持っていた。
初代の「ミー」は、
黒の野良猫「チー」から4匹兄弟として生まれたキジ猫で、
育つ過程で交通事故にあって、
でも九死のところを、たまたま早く出勤した私に見つけられて助かった。
でも前足が折れていて、ずっと前足が曲がったまま育ち、
それでも不自由なく、ヒョコタンヒョコタンといつも歩いていて、
長生きし寿命を全うしました。
二代目の「ミー」は、
ペットショップで買ったパグ犬「モン」を母親として生まれた
血統書付きの7匹のパグ犬の中の一匹で、
7匹の中で一番体が小さかったので、家に残された。
他にも体が一番大きく出ちょっと不細工な「マー」と共に残ったが、
「ミー」は体が小さいのに、
「マー」と「モン」の餌と同じ量をムキになって食べて、
三歳の頃、糖尿病になってしまい、網膜症で失明した。
動物病院の先生の処方で、餌をうんと少なめにして
インスリンを打ちながら生き延びつつ”瀕死”の状態にまで弱った時、
死ぬ前に一度好きなだけ餌を食べさせて上げようと、
いっぱい餌を上げたら、
ミーは気が狂ったように餌を武者ぶり食って、
何と元気になってしまった。
「ミー」に食事療法は合わなかったのだ。
それからは「ミー」は好きなだけ餌をもらって、
インスリンをドカンと打って、
不思議にバランスして生きていた。
失明して何も見えず、
毎日昼は動物病院に預けられながらも、
連れ合いの愛情を一身に受けながら、何と何年も生きて寿命を全うした。
三代目の「ミ」の付く子、猫の「小ミミ」は、
出荷倉庫に紛れ込んできた野良猫で、
生まれてすぐの栄養状態が良くなかったのか、体が大変小さい。
それとも、まだ生まれてからそれ程経っていないので小さいのかもしれないが、
「腰」に障害があるのでしょうか
真っすぐ歩けず、フワーっフワーっと左右に揺れながら歩きます。
こんな調子なので、慌てて逃げたりする時には、
腰を左右にドタンバタンと床にぶつけながら、ジタバタと逃げます。
その格好がおかしいので、つい笑ってしまいますが、
本人は必死なのです。
哀れに思えて、つい抱きしめたりします。
「小ミミ」は、毛皮の色が「鯖」模様で、
保護猫の譲渡会等で、一番人気が無い猫だとテレビの番組で言っていましたが、
鯖模様の顔が無表情で人気の無さが判りますが、
見慣れてくると可愛いものです。
小ミミは、出荷層に紛れ込んでからしばらくの間、
出荷倉庫の皆に可愛がられていたのですが、
ある時、高い荷物に登って、落ちて、後ろ足を複雑骨折してしまったのです。
勿論、放っておく訳には行かないので、
連れ合いが動物病院に連れて行って、手術の末に、家に連れてきて、
我が家の住人になりました。
小ミミは、無表情で愛想無しですが、
犬のリンダと信じられないくらい仲良しで、
その気になると1時間近くくんずほぐれつで絡み合って遊ぶ。
その上、小ミミはチー姉さんが大好きで、
何度も何度も抱き着いて行って、チー姉さんにしつこいっと怒られるが、
まったく懲りる様子もなく、また、抱き着いていく。
「小ミミっ‼ やめなさい。ねーちゃん、嫌がってるでしょっ。」と
大きな声で言うと、
小ミミはすっとやめる。
小ミミは、ちょっと体が不自由で無表情だが、
実に面倒がかからない猫で、トイレの行儀も良く
何にでも好奇心をもってよく動いて、
くたびれると、おとなしく自分の寝床で丸まって寝る。
私が布団に横になると、くっついてくる。かわいいやつだ。
うちのペットは「ミ」が付く子は、なぜか体に不自由がある子が多いが、
みんな幸せに生きているように見える。