谷 好通コラム

2015年06月04日(木曜日)

6.04.ピットを活かし120万円の投資で、毎月40~50万円UP。

(以下は弊社賀来副社長が取材した話です。)

 

キーパーLABO上和田店は全国に10店舗だけあるLABOのFC店です。
現在は「キーパープロショップ」の制度があるので、
LABOのFC店は募集していませんが、昔は募集をしていた時期があったのです。
LABO上和田店はENEOSのSSの中に、
手洗い洗車のスペースと快洗Wing、
そして「コーティングブース」を以前のSSのピットを活かして造りました。

 

「コーティングブース」の構造は非常に簡単で、
オイル交換、タイヤ交換などに使う「ピット」の入り口に、
蛇腹式の透明な「網入りイースターカーテン」を取り付けただけです。
こうすることで、
空調の効いた密閉式のコーティングブースが確保できるだけでなく、
前からこのピットで行っていたオイル交換やタイヤ交換も、
空調完備の作業場所で出来るようになって最高だそうです。
ピットは年中ずっと使っているわけではないので、
ここでキーパーコーティングもやればいいと、
ピットのリフトをそのままにしてイースターカーテンで仕切ってしまったら、
いい感じで空調完備のコーティングブースだけでなく、
空調完備のピットまで出来てしまったわけです。

 

工事費は、イースターカーテン(網入り)が約80万円、
設置の工事費40万円、合計120万円。
工事期間は実質2日間だったそうです。
このコーティングブース導入後は、店舗のスタッフの方がおっしゃるには、
「明らかに高いキーパーコーティングが増えた、
特にダイヤモンドキーパーが増えました。
ブース導入前は新車への施工がほぼ無かったが、
導入後には新車施工が増加しました。
売上でいうと、月間40~50万円ぐらいアップ出来ました。」
「施工環境が良くなったことで、
スタッフがお客様へお勧めしやすくなった。
今までは簡単に返せるクリスタルキーパーやピュアキーパーで終わっていた。」

 

そして伊藤所長より
「コーティングブースを導入してみて、
コーティングや洗車という商売をやるうえで、設備の重要さを感じました。
お客様からの反応がこんなに違うんだと思いました。
お客様は、設備や人をよく見ていて、
ちゃんとしたところ(店舗で)施工を望まれています。」

 

ピットを仕切ってコーティングブースにしてしまうと、
オイル交換やタイヤ交換が出来なくなってしまうような錯覚がありますが、
このLABO上和田店はタイヤの販売でも有名で、
タイヤメーカーから表彰を受けるくらいの本数を販売しています。
キーパーコーティングだってこの5月にはクリスタルキーパーを50台、
ダイヤモンドキーパーを15台施工して
378万円のコーティング・洗車収益(前年比122%)を上げています。

 

たった一台分の大き目のブースで、
タイヤメーカーから表彰されるようなタイヤの本数を交換し、
オイル交換もしながら、計65台のダイヤ・クリスタルキーパーを施行するのは、
かなりの工夫が必要でしょう。並々ならぬ努力があるのでしょうが、
実際にやっているのですから、出来るということでしょう。

 

いずれにしても、計120万円かけた実質2日間の工事で、
毎月40~50万円の収益UPが果たせたとするならば、
もちろん店舗のみなさんの努力もさることながら、
これは大いに参考になる例でしょう。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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