2015年03月21日(土曜日)
3.21.時間順位加点を1点刻みから0.5点刻みに変更しました。
ここに載せた文章は、
今日の午後、キーパープロショップ通信で
KeePer技研㈱の代表である谷好通としてお送りしたものです。
キーパープロショップ通信が届かない方もいますので、
私的なブログであるここにも載せることにしました。
キーパー技術コンテスト実行委員会の言うには、
今年のキーパー技術コンテスト地区チャンピオン決定戦は、
去年より10点くらい平均点が上がっているそうです。
今年はまだ3回だけですが、165点は出さないと優勝が出来ない勢いです。
しかも22人参加で150点以上が15名とか、とにかくレベルが上がっています。
だから、10点程度の幅の中に10人以上がひしめき合って、
まさに僅差の闘いです。
そんな微妙な差は、
いかに審判員が熟練して、公平に努力をしても、
どうしても少しは主観が入り、審査員によって僅かですが差が出来ます。
その差は、地区チャンピオン戦の上位選手の順位に影響するくらいまで、
上位選手の差が小さくなっているのです。
そのために、審判の主観に影響されない”時間”の要素を入れて、
より公平性を保とうと考えました。
それが「時間順位加点」方式です。
それも技術点170点満点で、
上位5人の技術点獲得選手のみに限って
計測した時間に順位をつけて、
1位から5位までを1点刻みで加点する5点加点方式は、
時間の要素を最低限にしたつもりでした。
しかし、
ある会社の幹部の方に「5点は大きすぎるよ。」とアドバイスをいただきました。
その時は、そんなことはないのではないか、とりあえずやってみようと、
1点刻みで3回の地区チャンピオン戦を通してきたのですが、
ここに至って、あの会社幹部の方のおっしゃっていた意味が解かってきました。
トップクラスは5点差以内の闘いなので、
その差の点数より時間順位加点の方が大きくなると、
下手をすると時間順位の順番に、綜合順位が決まる”可能性”があります。
技術コンテストなのに時間の要素が大きすぎる結果となる可能性があります。
そこに気が付き、修正するには
今のタイミングしかないとして、
昨日の東北チャンピオン決定戦と、沖縄チャンピオン決定戦から、
急遽、0.5点刻みの時間順位加点に変更をしました。
すでに終わっている九州チャンピオン戦と、
北陸チャンピオン決定戦、新潟福島チャンピオン決定戦は、
すでに終わっている九州チャンピオン決定戦と、
北陸チャンピオン決定戦、新潟福島チャンピオン決定戦は、
1点刻みを前提として競技した結果であり、その結果を適用いたします。
今年の技術コンテストは予選900人超、
シード選手、選抜選手を含めると、
実際の参加人数で1,000人を超す大きなコンテストに成長してきました。
そんな成長の中で上位選手の差を、
審査員の主観が入らず、客観性のある”時間”に求めるのは、
間違っていない方向性だと考えました。
しかしそれをどんなレベルで取り入れるかは、
実際にやって見て、そこからどんな結果が生まれてくるかを、
3回の開催を実施した中で学習しました。
長い厳しい練習をしたその成果を、
感動的なまでの真剣さで
技術コンテストに臨んでいただいている選手のみなさんのために、
少しでも改善できることは、素早く実践すべきだと考えました。
これで12開催の内、5開催が終わりました。
これから、関西、中国四国、南九州、北海道、関東(東京)、(神奈川)、東海と
今まで以上の大混戦が予想される地区チャンピオン決定戦が待っています。
全力で最高のキーパー技術コンテストを作っていきたいと思います。
昨日の東北チャンピオン決定戦の会場、仙台トレーニングセンターは、
おとといの雨降りの中でのテント張り北陸会場に比べると、恵まれた環境です。
審査員たちは、本当に必死に採点をします。
この日は、地元のテレビ局がコンテストを熱心に取材していかれました。
表彰された勝者達。
奥村君のジャンパーを借りて着ています。