2015年02月25日(水曜日)
2.25.見なくなった時が”要注意”、気が付いたら”手遅れ”
会社の全体を細部まで全部把握し続けることは難しいことです。
組織が大きくなればなるほど難しくなります。
でも、
見なければならないのです。
出来るだけ広く、出来るだけ細部まで。
見る頻度がだんだん減っても、見るのをやめてしまったらダメです。
例えばで、
私たちの会社でも、
社員さんが辞める時がありますが、
そんな時にいつも思うのです。
「あー、あの人のこと、いつの間にか見えなくなっていたな。」と、
私の意識の中からその人がいなくなってしばらくすると、
その人が辞めていく場合があります。
その人のことが意識の中から消えてしまうと、いなくなるのです。
会社の責任者は、社員を知っていなければダメだと思っています。
名前と顔が一致しないことはけっこうありますが、
それでも、みんなのことは知っています。
人でなく、
会社の仕事や物事で、意識から消えてしまっている分野があって、
“人に任せた”と言えば聞こえはいいですが、
意識から無くなっているので、
うまく済んだり、進んでいたりしていることはまずありません。
「なんで、こんなふうになってしまっているのか。」と怒ることがほとんどです。
考えがあって、
あえて、関らないようにしていたり、
あえて、見ないようにしていることがあっても
あとで、
「ちゃんと関っておけば良かった。見ておけば良かった。」と、
悔やむことがほとんどです。
何度、悔やんでも、
また同じことを繰り返すのは、
あえて
関らないようにしていたり、
あえて、見ないようにしていて、
失敗の跡で、
「ちゃんと関っておけば良かった。見ておけば良かった。」と思うことです。
会社の全体を細部まで全部把握し続けることは難しいことです。
組織が大きくなればなるほど難しくなります。
でも、
見なければならないのです。
出来るだけ広く、出来るだけ細部まで。
見る頻度がだんだん減っても、見るのをやめてしまったらダメですね。
手を出さず、
口も出さないようになっても、
知るのをやめ、見るのをやめたらだめです。
知り続け、見続けることは、宿命と思わなくてはいけません。