谷 好通コラム

2015年01月10日(土曜日)

01.10.間違いを認めることは、気分の悪いことですが・・

自分がやっていることや、
発言したことが、
自分の意志とは裏腹に、間違っていることもあります。

 

勘違いは誰にだってあるものですが、
しかし、それを人に指摘された時、
その間違いを認めるのは、実に気分の悪いことです。
でも間違いは、間違いなので、
間違いを認めて修正しなければならないのですが、
気分的には、何とか間違いを認めずに不合理を通したいと思ってしまいます。

 

役職が高くなったり、
立場が支配的な場合、
その不合理を押し付け、服従することを求めたくなります。
でも、それをやると、
間違ったこと以上にひんしゅくを買ったり、
その人の評価は大幅に下がります。というより嫌われます。
嫌われるだけでなく、その人の成長はそこで止ります。

 

反対に、誰かに指摘された時に、その間違いを認めて、
間違った自分を否定し、自分の間違いを修正すると、
その人は進化して、一歩、成長したことになります。
しかし、間違ったことを認めることは、不愉快な場合が多いので、
大きなエネルギーを要します。
進化し成長することは、
昨日の自分を否定するところで、最も大きなエネルギーを使い、
そのエネルギーが無くなったところで進化も成長も止まります。

 

進化と成長は、
間違った自分を否定することから始まります。
昨日は間違っていなくても、今日になったらもう間違いになることがあり、
時の変化で、その価値と意味が変化してしまうこともあります。
だから、昨日は、正しかったからと言って、
今日は、明らかに間違ったことになっているのに
今日も正しいと言い張って、否定できないのは、
進化し成長するエネルギーがなくなったということであり、
その人の成長はそこで終わりです。
でも、
間違いを認める不愉快さはなくなるので、たぶん、快適でしょう。
自分はいつまでも正しいのですから。
でも、周りはどんどん変化していくので、
ずっと正しいつもりのままのその人は、どんどん取り残されて、
快適で威張ったまま、朽ち果てるのです。

 

新年会で、
畠中君が言っていました。
「ダーウィンの進化論によると、
淘汰で勝った者とは、
戦いに勝ち残った者ではなくて、
環境の変化に適合した者である。」

 

環境に適合した者とは、
今の自分を否定する不愉快を、
受け入れることが出来た者なのではないでしょうか。
決して快適、安楽ではないが、新しい時代を生き、勝っていく者なのでしょう。

 

 

会場に真っ先に来るのは最上部の幹部たちです。
いつも、これでいいのかを自分に問い続けるから、真っ先に来るのでしょう。

 

 

これからも、しっかりと進化して成長するのかな、
2014年最優秀社員賞の「早川達也」君。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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