2014年01月30日(木曜日)
1.30.【前編】再び、金沢丸善さんに行って聞いてきました。
2013年12月のキーパー選手権、全国第一位ワンダフルセルフ湊店に
一昨日、もう一度行ってきました。
結果が分かった早々のお正月明けに一度お邪魔してお話を伺ったのですが、
私自身、その時、体のコンディションが悪かったので、
キチンと聞けていない感があり、ぜひもう一度お聞きしなければと思って、
厚かましくも二度に渡ってお話を伺うことにしました。
お忙しい中をインタビューにお答えいただいた尊入課長、廣田所長、越田さん、
ありがとうございました。
1.キーパーコーティングを採用したいきさつ
金沢丸善さんは、かねてより、
ボディケア商品が、今後のSSにとっての重要な収益源になる事を予見し、
独自にボディコーティングなどに力を入れていました。
しかし中々効率的な形での実現が難しく皆さんご苦労をされていました。
3年ほど前にキーパーコーティングを知る機会があり、
その商品力の高さ(お客様の満足)と、収益効率の高さを知り、
またバックアップ体制の充実ぶりに「これしかない。」と、
尊入課長が決めました。
2.全店を横断する面白い組織づくり
その話を野村社長がお聞きになり、自らの目と耳で確認をされ、
キーパーコーティングが今後の店舗運営においての一つの柱になると判断、
これを全19店舗に展開するよう尊入課長に一任されました。
私は詳しくは知りませんし確認をした訳ではありません。
ただ私が勝手に考えたことですが、
どうもこの組織は
多段式に上下に重なった単純なピラミッド式ではなく、
全店を横断するプロジェクトリーダーのような存在の人が、
上から下への管理体制とは違った意味で存在し、
現場に密着してアクションを加えてプロジェクトを実現する。
そんな組織になっているように見えました。
例えば、この場合では、
キーパーコーティングを全店に展開し事業化する。
その”役割”を、尊入課長が担っています。
この組織の作り方は、私にはとても新鮮で、
今後、私の会社での組織作りの際に真似をしてみたいと思いました。
ピラミッド式の縦の系統で作った多段組織は、上の者が
現場の声や、お客様の声が全く聞こえなくなるような弊害があります。
それを解決するために段階の少ない平らな組織を。
ピラミッド型組織に対して、文鎮型組織と聞いたことがあります。
3.まず全店が500ポイント以上を獲得することを一つの目標に。
全店それぞれにプランを作らせる。
尊入課長は、全店の力量と体制と商品力を考えて
まず全店に500ポイント以上獲得する事を目標とし、
(1,000ポイント以上の設定の店舗もある。)
それぞれの店舗に、「プラン」を自分達で考え、作らせました。
そのプランは各店舗がそれぞれに自分達で考えたものなので、
実現可能なプランに仕上がっているものは、最初は少なかったのですが、
専属の尊入課長が、それぞれの店舗の人たちと議論して、プランを煮詰め、
それぞれの店舗で実現可能であろうプランを作ったのです。
プランのポイントは、アラカルト、特にフッ素ガラスコーティングでした。
4.一店舗の落ちこぼれも無かったのは、ある意味、奇跡。店舗別プランが有効。
この選手権では、全19店舗全店を、
全国ランキング50位以内に入れることを会社としての目標とし、
見事にそれを達成しました。
もちろん全店500ポイントオーバーです。
金沢丸善さんは、全国トップを取ったことも、
1,000ポイントオーバーが4店舗もあった事も素晴らしいことですが、
しかし、何よりもすごいのは、
一店舗もおちこぼれを造らなかったことだと思うのです。
全店に対して共通の施策を流した場合、
その施策がどんなに優秀なものでも、
それが色々な理由で合わない店舗も小数であっても必ず出ます。
それがいわゆる落ちこぼれになってしまうことがあります。
目標は全店同じでも、
それぞれの店舗の周辺の環境とか、人の体制の都合とかで
それを実現する手法も、同じでというわけには行きません。
だから500P以上を共通テーマに、店ごとのプランを作らせて、
それを一緒にブラッシュアップして、実現可能なプランを作って、
それを実行して、見事に全店において500P以上を獲得すると共に、
全店、全国50位以内という快挙を成し遂げたわけです。
尊入(そんにゅう)課長
この後もっと面白い話が続編で続きます。
私は今腰を痛めているので長い時間続けて書くことが出来ません。少しずつ書きます。
したの風景の写真は、
全国トップのワンダフルセルフ湊店から1kmも走った地点からのもの。