2013年07月01日(月曜日)
7.1.アイ・タック技研㈱ の元旦。2014年度の方針
アイ・タック技研株式会社は6月が決算の月なので、
今日、7月1日が会社の元旦に当たります。
会社のお正月に当たって、今年度、2014年度の方針です。
アイ・タック技研㈱は、1985年に創業して28年間。
設立からの15年ほどまでは大きな成長も無く、
社員もずっと20~30人程で、良い意味でも悪い意味でも安定していました。
それでも、年商で前年を下回ったことは一度もなく、毎年微増でした。
それが13、4年ほど前から毎年120%~130%の成長がはじまり、
今ではKeePerを、
アイ・タック技研㈱を代表するブランドとして、
全国に多数のキーパーコーティングを施工される店舗があり、
技術認定店KeePer PROSHOPだけでも3,000店舗超の規模になってきました。
KeePer LABOの直営店も29店舗となり、ますます拡大する方向です。
しかし一度立ち止まって足元をよく見なくてはと、
いつも、思いつつ、アイ・タック技研㈱はいまだに走りっぱなしです。
二年半前に、
来年の9月をもって私が現職を退くことを決めてから、
権限委譲が進み、会社を動かす原動力が若い人たちに移って、
会社全体としてのパワーが随分上がったように思います。
しかし、みんなが一生懸命になって働けば働くほど、
そのパワーが、すべてにおいて拡大成長の方向に向いてしまうのは、
この会社を作ってきた私自身の姿勢がいつもそうだったからでしょう。
しかし2013年度の途中で、
一度、会社の成長を止める必要性を強く感じました。
たった200名強の人数の社員ですが、
組織全体として肥大化し、
アイ・タック技研㈱としてのポリシーが、
組織の隅々に行き渡っていかないことに苛立ち、
時には恐怖を感じたからです。
中途半端に「分った人たち」が、
報連相なしで、「分ったつもりで」適当な発言や行動をしても、
それがアイ・タック技研㈱の言動となってしまう恐ろしさは、
これまでも何度となくありました。
アイ・タック技研という会社が、
ヘタにブランド的な価値と意味を持ったと勘違いすると、
社員一人一人あるいは会社全体から、
謙虚さがなくなり、傲慢さが出て、
「分ったつもり」の勝手な思い込みを作ってしまうのでしょう。
あるいは、役職の上の者ほど仕事が出来るのだから、
上の者ほどいっぱい仕事をするのは当然。という社風も、
現場にはまだ厳然として存在していても、
全体としては薄くなってきていることも事実です。
そんなやっかいな種類の傲慢さを感じるに付けて、
一度、会社の成長を止めて、
アイ・タック技研株として、組織の再構築をせねばと強く思ったのです。
しかし考えて見れば、
この会社を成長させてくれているのは、
LABOを利用してくださっているお客様の一人ひとりであり、
全国に広がる数え切れないほど多くの施工店さんと、
キーパーコーティングをご利用いただいている全国のお客様です。
皆さんが、アイ・タック技研㈱の仕事を支持し、
望まれているから成長しているわけなので、
こちらの都合で仕事の拡大をやめて、
組織の再構築などといっても、
あくまでも、こちらの都合でしかありません。
そこで、アイメタック技研㈱として、
今年度に最もやるべきとした活動が「上達会」であり、
今あるキーパープロショップさんなどの施工店さんの技術力を画期的に上げて、
エンドユーザーとしてのお客様へのKeePer品質を上げることとしました。
足元を固めるのです。
アイ・タック技研㈱は今年度も、
多くの皆様に望まれて、間違いなく成長します。
しかし、その成長は面としての拡大ではなく、
既存の施工店の技術力を高めて、
KeePer商品の品質を高め、維持する事によって、
より深く、そして高みに成長することです。
新規ではなく、足元をしっかりと固めることになります。
そのことが、ますます肥大化する組織を、
傲慢さから謙虚さに引き戻す、唯一であり最良の方法であると思います。
「足元を突き固める」
これを2014年度の大方針とし、
「上達会」の成功を、最も重要な行動としたいと思います。