2013年01月24日(木曜日)
1.24.メール通信で、山ほどのご意見をいただきました。
約一ヶ月ぶりの飛行機です。
年末は地元と東京、大阪が多く、飛行機には乗りません。
年明けは体調を崩したので、遠くに出ることは控えました。
だから、珍しく飛行機に一ヶ月近くも乗らず、
年明けからは、新幹線すら乗っていず、長距離の移動は今年初めてです。
いつもならば、自ら過密なスケジュールを組んで、
そのハードさに自分で悦に入っているところですが、
今年に入ってからは、
まだ本格的に動けないので、
ひたすら本社の事務所でごそごそとやっています。
そんな中、驚いたことがありました。
四月から「キーパー選手権・降雪地域の特別戦」が行われます。
年末のキーパー選手権は、
12月が洗車・コーティングの最繁忙期なので
いつも全国的に盛り上がります。
しかし、北海道、東北、北陸、甲信越、山陰などの降雪地域は、
年末よりも「春が来て雪が溶けてからのシーズン」が最盛期との事情で、
四月から五月初めまでの時期に、
特別戦として、上記地域限定のキーパー選手権を行います。
そのためのポスターのデザインを
社内のデザイナーさんたちに造ってもらいました。
この二種類です。
一つはA案で、
客様の声のご紹介を基本としたもの。
これは、KeePer のWebサイトの中にあるコンテンツで、
キーパーコーティングを施行していただいたお客様のお車の写真を、
全国のKeePer PROSHOPさんが、
お客様の了解を得て撮影し、
「KeePerフォトログ」http://www.keepercoating.jp/photo/ に、
投稿した記事の中から、(現在、108,000台!)
「お客様の姿と声」をいただいたものがあり、
いくつかを選んで、お客様に許可を得た上で、
ポスターとチラシに掲載させたいただいたものです。
もう一つは、B案
キーパーコーティングのイメージキャラクターとして
作家の阿川佐和子さんをメインにしたデザインです。
阿川佐和子さんの書いた「聞く力」が、
昨年のベストセラー本となって、
阿川さんは今、時の人であるし、好感も持たれていて。
非常にタイミングがいいキャラクターです。
その肖像を全面に押し出したチラシは効果的であろうと、想像できます
企画の中で相談して、
「キーパープロショップみなさんがどう思うか、聞いてみようよ。」となり、
「KeePer PROSHOPメール通信」で、アンケートのメールを送って見ました。
しかし、そんなにたくさんの返信はいただけないだろうなと思っていました。
意外とこういうものは反応が少なくて、
がっかりすることが多いのです。
しかし、今回は違いました。
通信を送ってじきに、
普段見かけないアドレスから、たくさんの受信が始まって、
いつの間にかいっぱい届いて、
感激してしまいました。
中にはご意見をいっぱい書いてくれて、大変参考になります。
どうせダメだろう。
なんて、勝手な思い込みや決め付けは、本当に禁物ですね。
約3,000人以上のアドレスに一斉に送るPROSHOP通信は、
何かの文章を送る際には、
前もって役員全員が確認して、
必ずリライトを施して慎重に送ります。
それでも相手の姿が見えるわけでもないし、
特に何らかの返信があるわけでもなく、
一方的に送るだけになっていて、
怖い部分を感じながらも、虚しさもつきまとっていました。
暗く深い暗闇に向かって大声で叫んでいる気分です。
しかし今回は、想像以上の数と内容の返信をいただき感動しました。
ひょっとしたら、
はっきりとメールの文面に「返信」をお願いしたのは初めてかもしれません。
なぜ今まで、広くみなさんのご意見を、
積極的に求めるようなことをしなかったのか。
たくさんのご返信をいただいて、本当になぜしなかったのか不思議に思います。
今までのメール通信には、
返信用のアドレスはメールの中に記載されているのですが、
アドレスをクリックすればそのまま返信のメールになるようにするように、
指示はしていたのですが、
いまだそれが成されていなかったのが、
お送りしたメールに返信がほとんどなかった原因でしょうか。
今回は本文中にそれが成されたメールアドレスが記され、
かつ、ご意見とアンケートをいただくようにお願いを明確に文章に入れました。
そうしたら、
今までほぼゼロであった返信をいっぱいいただきました。
なるほど、
こうすれば、
みなさんから、
たくさんのご意見をいただけるのだ。
学習しました。
こうすれば、
相手がこう思って、こうしてくれる。
あれをこう言えば、相手はこう思って、ああしてくれる。
単純に言えば、
マーケティングとは、こういうことです。
別にそんなに難しいものではありません。
よく「空気が読める人。」「空気が読めない人。」という言い方をします。
「空気が読める人」とは、
自分がある状況で発言や行動したことで、
周りの人がどう感じ、なにをどう思ったのかが判る人のことです。
違う言葉で言えば、共感性を持った人、人の気持ちが解る人とも言えます。
もっと違う言葉で言えば、
人の話を聞ける人とも言えます。
接客とか、営業にも、非常に力を発揮できる人です。
「空気が読めない人」とは、
自分がある状況下で、自分が発現した言葉、あるいは行動で、
周りの人が何を思って、どんな感情になったのかが判らない人のことです。
違う言葉で言えば、ひとりよがりで、人の気持ちが解らない人とも言えます。
つまり、人の話を聞けない人。理解できない人。とも言えます。
こういう人は意外といます。
接客にも、営業にもまったく不向きで、ある意味、危険な人とも言えます。
人の言うことが聞けるようになって、
人の気持ちが解るようになると、
たくさんの人が意見を言ってくれて、ものすごく学習になって、得ですね。
ちょっとした事でそれが出来るものですね。
メール通信でたくさんの人のご意見を聞かせていただく方法が判ったので、
今日は、ものすごく得をした気分です。