谷 好通コラム

2012年12月04日(火曜日)

12.04.広島に着いてまた営業会議、そろそろ・・

久留米にある福岡営業所で、福岡営業所単体の営業会議を終えて、
博多駅で電車を待っています。

 

ふと色々考えるのですが、
経済学者や経済評論家が、
その時の経済と今後の見通しについて、色々なことを言いますが、
どれも参考にはなりますが、
彼らの言う通りになったためしがありません。

 

たとえば、2010年に読んだ「2012年問題、世界はこう変わる。」とか、
「世界大不況が目前に来ている。」とかの本を読んだ時は、
さまざまなデータと歴史的な事例を挙げ、
予言どおりにならないのが不思議なくらい信憑性に富んでいたのです。

 

しかし、2012年がもうすぐ終わる今の時点、
2年前に読んだ本を今読み返してみると、ほとんどその予言は外れています。

 

いったい彼らは、自分でも、
自らが発した予言が当たると思って書いているのでしょうか。
いつも不思議だと思っています。
センセーショナルな予言を書いて、
本がたくさん売れれば、それでいいと思っているのではないでしょうか。
本の印税とは、それほど魅力的な収入なのかもしれません。

 

経済について語るセンセーショナルなタイトルの本を、
私は信用しなくなってきています。
こちらが数字に弱いことを見透かして、
たいそうな数字を並べ、
だから日本は、世界はこうなると予言されても、
こちらがそれを否定する材料も持っていないので、
つい信用しがちですが、
この手の本の最後のほうの結論は、
それに対処する方法論がまったく具体的でなく、
必ずがっかりするような抽象的な表現になっています。

 

ちまたの経済評論家の本とは、
ある種の週刊誌的なものと考えればいいのかもしれません。
そういうものが多いということかもしれません。

 

 

しかし、そんな中、さわやかなニュースがありました。
昨日のニュースで観たのですが、
私達のテレビコマーシャルに出演している「阿川佐和子」さんが、
書いた本「聞く力」が、2012年のベストセラーになったそうです。
50万部以上売れたのだそうです。

 

この本はいい加減な評論家的な本ではなくて、
阿川さんの実体験をもとに、エッセイ風に書かれたもので、
私も読みました。
書かれた内容が実直で素晴らしいと感じ、
みんなにも読んで欲しいと思って
50部以上も買って営業所とか店舗に配ったものでした。

 

本の題名も内容も、決してセンセーショナルではなく地味ですが、
面白く読め、けっこう真面目に考えさせられる本です。

 

 

福岡から広島に着いて、
・・・・・
・・・・・・
広島での営業会議も終盤。
そろそろ「大福」に行って、
カーリックパウダーたっぷりのお好み焼きを食べにいく頃です。
みんな早く行こうよ。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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