谷 好通コラム

2012年11月04日(日曜日)

11.4.今在るどんなことにもプラスとマイナスの両面が在る

それが、昔から自分には在って、
今も在り続けているものであったとしたら、
それが在ることによって得ているプラス面より、
それが在ることでこうむっているマイナス面の方が、目に付いて、
わずらわしさの方が際立ってしまうこともありです。

 

でも、それがなくなると、
マイナス面もなくなって、わずらわしさは解消しますが、
同時にプラス面もなくなるので、
そのプラス面によって得ていたことの大きさに
はじめて、気がつくこともあります。

 

しかし、逆に、
プラス面を失いたくないばかりに、
マイナス面をひたすら耐え続けていたとすると、
あえて、プラス面を捨てる覚悟で、今在るそれを捨てた時、
そのプラス面から得ていたもの以上に、
マイナス面を耐えていたことによる束縛からの解放が、
自分にとって価値あるものであったことに気がつくこともあります。
今在ることを捨てることが必要な場合もあります。

 

 

しかし、
どんなことにも、
いつにおいても、
プラス面とマイナス面は必ず両方あるものであり、
本当はプラス面を自分自身が活かして大きくすれば、
おのずとマイナス面はちいさくなるのだから、
マイナス面はプラス面を大きくするための
克服する要素でしかないことに気が付くことによって
解決することのほうが多いのではないでしょうか。

 

あるいは、
マイナス面だと思っていたことが、
実はプラス面の一面でしかなく、
それを伸ばすことによってプラス面に変化することもあります。

 

肝心なことは、
それが在ることで得ているプラス面に対するメリットを忘れて、
マイナス面をこうむっていることに対する被害意識に大きくとらわれると、
それがどんなことであっても、
いつでもマイナスこうむり続ける不幸な人になってしまう危険があります。

 

どんなことにも、
いつにおいても、
プラス面しないことというのは、やはり、あり得ないことであって、
プラス面とマイナス面の両方を持っています。

 

今在るそれをどう活かすかは、
自分自身をどうしたいのかの方向で、
自然に決まってしまうことなのかもしれません。
それがビジネスのことであっても、プライベートなことであっても、
同じようなことが言えるのではないしょうか。

 

傍から見ると人がうらやむような境遇でも、
マイナス面ばかりにとらわれて、
プラス面を見えていない気の毒な人もいます。
逆に、どんなに過酷な境遇でも、
自らプラス面を見出し強く生きる人もいます。

 

自らの生きかたは今在る境遇によってではなく、
自らが望み、自らが決めた方向によって決まるのではないでしょうか。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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