2010年12月01日(水曜日)
2668.新入社員入社式、新しい9人の仲間たち
12月1日、今日は中途入社の新入社員入社式。
4月に10名の新卒者が10名入社したのに続いて、
今日の9名の入社で、
この会社も社員が150名を越し、
アルバイト・パートさんを入れて従業員約240名の大所帯になった。
社員さんの名前は一人残らず憶えているが、
アルバイトさんやパートさんの中には名前を憶えていない人も多くなった。
キーパーラボの新店計画もまだまだ進み、
営業活動も新しい局面を、
これから来年にかけて迎えていくので、
スタッフの人数も、もっともっと増えていくだろう。
この一人一人が、
自分のやっている仕事が、
相手先に対して役に立ち、
社会に対して役に立ち、
相手先から必要とされ、社会から必要とされていることを自覚して、
自分の仕事に“やりがい”を見出し、
自分の仕事が、
自分にとって「したい」ことであり、
仕事は自分から「する」ものであって、自ら力をつけていくものと、
本気で思ってくれたら、
全社員の共有する場としての会社は、すさまじい力を発揮するだろう。
そうは言っても、
全員一丸なんてことはあるものではない。
2:6:2の法則で、
・20%の先頭に立って皆を引っ張っている者と、
・60%のそれに着いて行く者と、
・20%のそこに居るだけ、あるいは自分勝手に好きなことをやっている者。
こんな法則が、ひょっとしたら、どこまで行っても当てはまるのかもしれない。
しかし、それはそれでいいと思う。
長い人生の中で作られてきた価値観として、
自分の人生を主体的に生きる人もいれば、
バランスをとりながら勢いに乗っていく人もいるだろうし、
どこまで行っても自分勝手な価値観しか持てない人も中にはいる。
(実際は20%もいない)
その人の根底に広がった価値観は、
表面上の行動と言動では解らないが、
共に行動していく中で自然に解ってくるものであり、
20%の主体的であり能動的な人はその行動と結果で、
どんどんリーダーシップを取り、
いつの間にか牽引的な立場と地位を作り上げている。
60%の人は、20%の彼らに牽引されつつも自らの意志としていい仕事をしてくる。
そして残りの20%はそのままいる。
会社としての活性化の成果の実に50%までが、
20%のリーダーシップを持った者によって決定され、
60%の一緒について来てくれる人たちの積極性の度合いによって、
残りの成果の50%が決定されるようだ。
そして最後の20%は居ても居なくても成果にはまったく影響しない。
しかし意欲的な20%の人は、
会社の方向性をしっかりと持っていないと、つい独善的にしてしまうこともあり、
主体的な20%の人が、
大勢の60%の人からの信望を失うと、
60%の人が積極性を失ってしまうことにもなりかねない。
だから主体的かつ能動的な20%の人には、
60%の人たちが付いて行きたくなるような
夢を感じ、展望が見えてくるような行動を取れるように、
会社がしっかりとした考え方と明快な指針を出すべきなのだろう。
それができれば、
居るだけの人、自分勝手な人は、
みんなの足を引っ張って
成果を減殺する存在のように見えるが、
実は成果には良くも悪くも影響せず、
自分にかかる経費ぐらいは出しているので、
ただそこに居るだけで放っておけばいい透明な存在であるそうなのだ。
会社がやるべきことは、
主体的かつ能動的な20%の人たちが思う存分に働くことによって
それが、きちんと社会からの支持を得ることになり、
それが成果を出せる仕事を作り出すことだろう。
それが60%の人に夢と希望を与えて、
60%のみんなが積極的な行動をとっていけるような
そんな仕事を、きちんと組み立てることにあると思う。
それが経営者として一番大きく大切な仕事なのかもしれない。
今日また、新しい仲間たちを迎え、
彼らがどの20%になるのか、60%になるのか、
期待に胸が膨らむ。