2009年07月18日(土曜日)
2259.北海道をなめちゃいけない
昨日の夕方、仙台から札幌千歳空港に到着した。
仙台⇔千歳便はいつも込んでいる。
札幌の会社は内地に進出する時、
比較的気候と風土が似ている東北地方に出て行くらしく、
仙台など東北に支店を置く会社は多い。
だから、仙台⇔千歳の飛行機はビジネス客でいつも込んでいるのだそうだ。
札幌のある会社の役員さんが
「仙台⇔千歳はなかなかチケットが取れないんですよ。」と言っていた。
しかし、せっかくこんな需要の高い便なのに、
JALは最も旧式で、比較的キャパシティの小さいMD-81を飛ばしているのは不思議だ。
千歳空港に出迎えに来てくれた坂本所長の車に乗って札幌市内で仕事をする。
外気温は23゜C。涼しくて快適だ。
しかし、夕方でこの気温では
夜や朝はきっとずいぶん寒くなるだろう。
名古屋を出てくる時
「札幌に行くのに半袖シャツだけで大丈夫かな?」と思ったが、
名古屋は暑い日が続いていたので
「もう7月中旬なんだから、札幌でも半袖で十分だよな。」と思って長袖なしで来た。
しかし、夜遅くなってからやはり冷えてきて、
遅い晩御飯は外へ出て行かず、ホテルの隣の居酒屋で食べた(飲んだ)。
やっぱり緯度が高い北海道、なめちゃイカンなと思った。
今日の朝は17゜C、半袖ではかなり寒い。
快洗隊・札幌店に行く。
札幌店は今月も絶快調だ。
四月、五月、トップを連続して取った札幌店は、
雪解けあとの板金塗装需要がひと段落したあとの六月もトップを走り、
七月も、一般の洗車コーティングのお客様が昨年より倍増していて、
東京の板橋店、愛知の岡崎店と強い店舗とトップ争いの三つ巴を演じている。
インターネットからのお問い合わせ、ご来店が非常に多いという。
昨年まで低迷して苦しんでいた札幌店、
全国のうちたった5%の市場の北海道ではあるが、なめちゃイカンのである。
札幌店の四人のサムライ。
開発の増田課長が憧れの的、西岡店長
板金塗装も洗車・コーティングもグンと上達で頼りになる鈴木君
札幌店のヌシ、瀧沢君
洗車大好きの板金塗装スペシャリスト、藤井さん
扶養家族手当増加に貢献予定の賀来部長と坂本所長
今月、愛知の快洗隊が極端に苦しんでいる。
雨が多く、天候に恵まれていないのも事実だが、
やはり車の製造工場が集まる愛知では、車の減産不況の影響が、
ここに来て大きく響いてきているのか。
お天気週間予報に三日、四日後の「雨マーク」が出ただけで洗車マインドが落ちるのが、
客足の低下としてはっきり分かるようになった。
5月後半から7月中旬に至ってもまだぐずついているお天気が、
愛知の絶不調に輪をかけているようだ。
世界同時不況が叫ばれはじめてから数ヶ月間は全くその影響を感じなかったが、
やはり、なめちゃイカンようである。
今朝のニュースで驚いた。
北海道・旭川に近い大雪山系のトムラウシ山で10名もの登山者が遭難死したという。
登山者と言っても、
訓練された登山家のパーティーではなく
ツアーコンダクター役に登山ガイドがなっているが、あくまでも「ツアーの参加者」なのだ
それも60歳代以上の人が中心の高齢者ツアー。
新聞で読めば、
風雨の中を出発したツアーは、
冷たい風と雨の中、途中歩けなくなった人が出ても、
そこにガイドをつけて、残った人でなお山頂を目指したのだそうだ。
また歩けなくなった人が複数出ても、その人たちにガイドをつけて残し、
なお山頂を目指し、どんどん脱落者が出ながら
とうとう10人もの死者を出した。
北海道の気候と山をなめているとしか言いようがない。
60歳を越した人生の大先輩が、
北海道の山をなめた30歳代のツアーコンダクターに引き連れられて、
死の行進をした残酷さには、胸が痛む。
北海道をなめたらイカンのだ。