2009年06月18日(木曜日)
2233.歩きにくい人にツライ、広い空港
新しい空港は例外なく広く、しかも「ゆとりの空間」がたっぷり。
とにかくたくさん歩かなければならない。
空港全体がバリアフリーに考えられて、
「歩けない人」、車椅子に乗る人は便利になったが、
私のように「歩きにくい人」は、
広くなり歩く距離が長くなった空港は、ただ苦痛でしかない。
どの空港も将来の利用量の拡大を期待して、
広目に造られるのは分かるが、
駐車場からカウンター、カウンターから搭乗口までの長い距離の間に
腰掛けるための「イス」が極端に少ないのはなぜだろう。
通路の距離が長くなっただけでなく、
幅も高さもたっぷりの“ゆとり”を持って造ってあるので、
イスが置けないわけではないだろうに、なぜ置いてないのだろう。
特にチェックインカウンターの周辺にはイスが皆無である。
チェックインの手続きに手間取り、
かなりの時間を立ったまま手続きを待つようなことがあると、
近くにほんのちょっとしたイスだけでも置けば、
助かる人は多いと思うのだが、
なぜ置かないのであろうか。
駐車場に車を置いて、チェックインをして、
搭乗口まで歩いて多分1km以上の距離があって、30分以上の時間がかかる。
その間、座るためのイスがほとんどないのは、
実にツライ。
私のように足に軽い障害を持っている者だけではなく、
ほとんどの老人は「歩けなくはないが、歩いたり立っているのがつらい。」
「歩けない人」よりも、
数十倍も多い人が「歩きにくい人」であろう。
弱い者に対する「やさしい社会」を言うならば、
目で見てはっきり判る「歩けない人」のためだけでなく、
それよりも何十倍も多い「歩きにくい人」の為のことも考えるべきだろう。
「ゆとりの空間」の適当な所へ、
歩き疲れて一休みする「歩きにくい人」の為に適度にイスを置けばいい。
そして何故おいてあるかを表示しておけば済む。
立派な空港に、最も安い投資で出来る「やさしさ」ではないだろうか。
最近、ひざを痛めて、
中部空港の広さが苦痛になってきた。
今日から4日間のグァム。
歩き回らずに、じっとしていよう。
ただ、
山本さんが経営するなじみのシューティングレンジ
「ウェスタン フロンティア ビレッジ」の真ん前のホテルを取ったからには、
射撃だけは、いつものようにイヤと言うほどやる。
そのために来た。