2019年08月27日(火曜日)
8.27.「変わる」「変え続ける」強み
前話で、上場後、この会社が急成長できたのは
「変わらない」ことが、強みの一つであったと言った。
成長する組織の中で、
役職が上がってもその仕事ぶりと感性が「変わらない」という文化と、
大切にしなければならないものを変わらず大切にしていく文化が、
組織の成長を止めない強みになっているとも書きました。
逆に、
「変わること」「変えること」も躊躇しません。
組織全体が常に成長しているので、
組織の中に安定してそのままであり続けようとする部分があると、
すぐに歪みが生じてしまうので、
「このままではイカン」という危機感を常に持ち続けます。
そして、必要となれば、
いつでも、常に、変えることを躊躇せずに実行します。
組織が成長するから常に変わるのですが、
逆に、常に変わり続けるから成長しているのだとも言えます。
弁証法的な進化が、
常にみんなで議論することで自然に発生します。
進化している者が自らの進化に気づかないのと同じように
進化し成長し続けていると、
その節目が無くなって連続した進化と成長になるので、
その成長に気が付かなくなってしまうのではないでしょうか。
ここ5年間で、2倍の企業に成長したことを、
内部の人間が驚いているのは、
変化し続けて、成長し続け、
節目無く成長を続けたので、
成長していること自体に気が付かなくなっていたのかもしれません。
「変えること」「変わること」とは、
常に進化する方向性を持った思考の連続と、絶え間ない議論。
議論は自己主張より他人の感性を受け入れること。
自分以外をいかに受け入れるということが議論。
「変わること」とは、
自分以外を如何に受け入れること。
変わることは議論する事から始まる。