2009年03月13日(金曜日)
2158.嬉しいコミュニケーション
福岡の研修会でまた差し入れをもらってしまった。
伊万里から必ず出席してくれる野口さんが
どうしても用があって来られないということで
「のぐちせんべい」という「せんべい」を店長に預けてくれた。
おまけに「ハッピバースデー」のオルゴール付き誕生日おめでとうカードも。
こういうのは実に嬉しい。
その気持ちがすごく嬉しいではないか。
とても嬉しいコミュニケーションである。
私は年がら年中出張をしているが、
出張先の顧客へ手土産を持っていったことはない。
一度出張に出ると何軒もの先に伺うので、
手土産を持っていこうとすれば大荷物になるし、
持って行きたい気持ちはあっても、
持って行ったり、行かなかったりすれば返って失礼に当たるので、
どこへ伺うにしても、いっさい手土産を持っていかないことに決めてしまった。
だから、いつも手ぶらである。
自宅へもいっさい土産は買って帰らない。
これも客先に手土産を持っていかない理由と似ているが、
出張の回数が多すぎるのでいちいち買うのが面倒だからだ。
しかし、ごく最近になって、たまに土産を買って帰ることがある。
でも、たいていは、空港などで買う自分への土産みたいな「酒のつまみ」が多いが、
それでも、少しは家族へも買うようになった。
やはり帰った時の家族の嬉しそうな顔に、つい土産を買って帰りたくなったのだろうか。
歳を取ってきたので、そろそろ家が恋しくなって来たのか。
いやそれでも、家で寝るよりも、
私は、ホテルで寝たほうが寝つきがいいのはなぜだろう。
今回の研修会のための出張は、三人連れである。
私と経営企画本部の畠中君と営業本部の鈴置君。
研修は約4時間程度で終わるので、
何も三人がぞろぞろと揃って、高い交通費を使って全国を回ることはないのだが、
これは、二人の研修のためでもある。
一緒に回って、二人にも出番を作り、あとで色々と注意をしたりして、
多くの方々の前で話をする力をもっともっと身に付けてもらわなくてはならない。
そういう意味での三人連れである。
毎晩飲みに行くための三人連れではないのだ。
(飲むことは飲むが・・・・・)
事業にかかわらず物事を成そうとした場合、
その活動の中心になるのは、あらゆる意味でのコミュニケーションである。
キーパーPROSHOPの活動は、
一ヶ月に10回以上は発信されるキーパーPROSHOPメール通信が
一番頻繁に行われているコミュニケーションで、
これは半年ほど前から始めたことだが、
今回の研修会の出席率が非常に高いのは、
この頻度のあるコミュニケーションに寄るところが大きいと思った。
コミュニケーションは頻繁であればあるほど効果的である。
社内においても、
昨年前半まで、
毎月の「役員会」「幹部会」「営業所長会議」「快洗隊店長会議」と、
年一回の社員全体会議(兼新年会)だけであった。
それをテレビ電話会議の装置を設置したことによって、
毎月の「役員会」「営業所長会議」「快洗隊店長会議」とは別に、
快洗隊と営業の“朝会”を、店長会、チーフ会、所長会、GL会、
など、何かを週に二回開くようになった。
朝会は朝8時から10時まで、キッチリ2時間と決めて開く会で、
頻繁にどこかの誰かと話し合いが持たれるようになっている。
TV電話会議なので、私もどこにいても参加できる。
また、
何か具体的なことを決める時、
メーリングリストを使って、出来るだけ全員の意見を聞いて、
出来るだけすべての人の合意を得た上で、決まったことを共有する。
電子メール、Webサイト、TV電話など、
コミュニケーションを作り上げるための道具が使われるようになって、
昔に比べれば、はるかに密度の濃いコミュニケーションが得られるようになったが、
やはり、
結局は、顔と顔を突き合わせての生のコミュニケーションに勝るものはない。
だから、
多くの人の前で話をさせていただいて、
伝えるべきことをキチンと相手に伝える力を養わなくてはならないのだ。
そのために、
目先の金銭を考えれば無駄でしかない三人連れの研修会行脚となっている。
自分自身のやっていることに「まだまだダメだ。」と意識できるかどうかが、
私たちの学ぶ力のバロメーターとなる。
今回の一連の研修会1クール7開催、四月にもう1クール6開催。
研修会とは、一方的に物事をお伝えする場所だけでなく、
自分自身が、それ以上に学ぶ場でもある。
今日の嬉しいコミュニケーション
研修会が終わった福岡の会場。今日も大変たくさんの方に来ていただいた。
濃いコミュニケーションが出来ただろうか。
まだまだダメである。もっともっと学ばなくては。