2019年01月30日(水曜日)
1.30.表現方法次第で失うものもある。
店舗プランを考える時、
店への「入り易さ」は大切な要素の一つです。
入り易さを表現するために、入り口の屋根をあえて付けなかったり、
くぐる入り口の部分は境界をパイプにして、
入り口らしさを表現してみたりします。
しかし、空きりそれを気にしすぎると、統一性が崩れてしまったりするので、
色々と迷いながら造ります。
同じ機能を持ちながらも、表現方法が変わると、
お客様に与える印象がガラッと変わることを知っているので、
一生懸命考えながら造ります。
たとえばこの店舗、
入り口を看板にするのと、パイプにするのと
両方を表現してみてよくよく考えます。
ずいぶん入り易さの印象が変わるでしょ。
入り口部分をパイプにして入り易さを表現してみました。
看板にした方がセオリー通りで良さそうですが、入り易さはどうでしょう。
一昨日、また一台の写真を撮りました。
カッコいいスポーツカーですが、私たちの目的は「車の写真」ではなく、
「車のツヤの写真」です。
どれが一番目的にかなっているでしょう。
ものは表現方法でガラッと印象が変わります。
物事を断るにも、いろんな理由があるでしょうが、
「きらいだから。」が相手を一番傷つけることになります。
平気でそう表現する人がいたとしたら、
それはよほど無神経なのか、
心が残酷なのかどちらかなのでしょう。