2005年04月10日(日曜日)
1152.圧倒・洗車機ショ-
目的地であるSan Antonioに到着したのは、7日の午後10時50分。
空港でレンタカーを借りて、ホテルに向かい到着したのが、午後11時30分。
ホテルでチェックイン後、
お腹が空いたのでご飯を食べに行くが、
こんな時間にやっているのは「Denny’s」だけということ。
アメリカのDenny’sは24時間営業であったのだ。
しかし、そこではタバコはもちろん禁止。アルコールまで禁止であった。
バカでかいハンバーガーを食べて、
ホテルに帰ってきたのは、もう日付が回り8日の午前1時半。
ホテルはクラッシックな造りで、
かなりの歴史を持っているホテルのようだ。
しかし、これで家を出てから40時間以上経っている。
KALの機内で3時間ほど寝たが、
もう起きているのは限界で、
部屋に入ってちょっとだけインターネットの接続に挑戦し、すぐに失敗して、
ベットに横になったら、
次の瞬間、深い睡眠に入った。
午前2時頃。
・・・・・・・・・・・
朝八時にモーニングコールがなるまで一度も起きなかった。
約6時間の熟睡だ。
意外と頭がすっきりしている。
こんなに時差ぼけに苦しまないのは、全く意外な良い方向への誤算である。
みんなでホテルのおいしい朝ごはんを食べて、
今回の最大の目的である「全米洗車ショー」に出かける。
今回の出張の半分はこのショーを見るためである。
このタイミングで体調がいいのは、ラッキーである。
張り切って会場に向かう。
San Antonioの街は空気が澄んでいて、朝日がまぶしい。
古い歴史を感じさせる町並みがまるでヨーロッパのようだ。
さわやかな朝である。
今回は、トニーにお願いして車椅子を借りてもらった。
私は、足の都合で立っているのがすごく苦手で、
だから、こういうショーの会場とか、博物館のような長時間立っている所が苦手で
一時間も立っていると弱い足の方が痛んできて、
じっくりと見ることが出来なくなってしまう。
せっかく30時間もかけて、はるばる見に来たこのショーを、
そんなことで台無しにすることは出来ないので、車椅子を借りることにしたのだ。
こういうことは以前にも十回ぐらいあった。
もう車椅子の扱いは、自分で言うのもおかしいが、うまいものである。
歩けるのに車椅子を使うのは卑怯な感じもして嫌なのだが、
ショーをしっかり見て、出来るだけ多くの事を収穫する大切な目的のためだ。
あえて、車椅子を使う。
San Antonioのコンベンションセンターは、
幕張メッセの大きな会場を二つ分繋げたぐらいの大きなものであった。
会場に入ってびっくり。
数え切れないほどの洗車機メーカーが、
すさまじい数の洗車機をバンバン動かしていた。
このショーの正式名は「全米オートアフターショー」であるが、
まるで「全米・洗車機のためのショー」であるようだった。
展示されている洗車機は大きく分けて二つのタイプ
一つは「タッチレス洗車機」
高圧水を、L字型アームの多数のノズルからいっぺんに噴霧して、
短い時間におおよその汚れを飛ばしてしまうタイプのものだ。
外観そのものは「L字型アーム」と、それを移動させるシャトル、そしてフレームだけ、
だからスマートであり、
利用者からは“機械”という圧迫感が無い。
建物に入れ込んだ形の「タッチレス洗車機」
どこがアームで、どこがシャトルなのか分かりますか?
上の方の白い横長の部分がシャトル。青いL字型のアームから水が噴霧されます。
こんな感じで水が噴霧されます。
タイヤの付いた部分がシャトル。見難いが薄茶色のごついアームが出ている。
白と緑色の部分がシャトル。銀色のアームが付いている。
トラック用にもタッチレスがあった。
右の方に写っている赤い2本のアームから水が噴霧される。
一見どのタッチレス洗車機も華奢であり、スマートであるのだが、
その裏側に巨大なシステムがあったことを後で知ることになる。
もう一つのタイプが、
車を動かして洗って行くいわゆる[連続洗車機]ダイプ。
このタイプは色々な機能を持つコンポーネントを、
オーナーの要求に沿って自在に組んでいくものがほとんどであった。
中にはエアーブローのコンポーネント専門のメーカーもいくつか出品していた。