2002年06月26日(水曜日)
ラーメンと洗車?(訓練)その1
※何回かに分けて書いていきます。
今回の話は、訓練について。
洗車、つまり車をきれいにすることで、
多くのお客様に支持して貰いたいなら、
実は、この「訓練」というものが、一番重要なのだ。
訓練とは、「洗車という商品」の「作り方」を、身に付ける事である。
いつものように、ラーメンにたとえるならば、「修行」である。
ラーメン屋にとって、一番大事なのはその味。
まずいラーメンしか作れない店。
つまり、まずいラーメン屋では、
他の要素がいくら整っていても、繁盛はしない。
ラーメン屋はラーメンが美味くて初めて繁盛店を目指すことができる。
美味いラーメンを作れるようになるためには、
なんと言っても修行である。
人一倍の苦労をして修行したものが、美味いラーメンを作れるようになるのだ。
テレビ番組の「貧乏脱出大作戦」のセオリー
「貧乏」=「まずい店」。「貧乏脱出」=「修行」
店に客が来なくてヒマ、あとはお決まりの貧乏。
その貧乏生活から脱出するための手伝いをテレビ局がしてあげて、
その過程をドキュメンタリーとして番組にしている。
出てくる店は、「ラーメン屋」「蕎麦屋」「パン屋」などが定番である。
客が来ないヒマな店の共通点は、やはり「まずい」こと。
司会の“みのもんた”が、その店に行って、ラーメンなり、蕎麦なりを食べて、
「まず~い!こんなもの食べに来る客がいる訳が無い。こりゃ修行し直すしかないな~!」と叫ぶのが毎度である。
そして、まずいものしか作れないダメなその店の主人が、お決まりのその道の達人“師匠”のところへ連れて行かれる。
あとは、師匠にののしられながらダメ主人の修行が始まるのだ。
毎度毎度、ほとんど同じストーリー。
ここで気が付くのが、
「貧乏」=「まずい店」。
「貧乏脱出」=「修行」。
この二つの方程式が、いつも登場していることだ。
ラーメンと洗車は似ている。
だとしたら、この方程式が洗車にも当てはまるであろう。
「洗車売り上げの低い店」=「洗車が美味くない店」。
「洗車売り上げ向上」=「訓練」
こう言ってしまったとしても、私は必ずしも無茶だとは思っていない。
洗車収益を上げようと思ったら、まず洗車が美味くなることだ、と考えている。
しかし、ラーメン屋さんでも「美味い」だけで、後はどちらでもいいとは思わない。
もちろん、接客、店の清潔さ、店が目立つことなど、大切な要素はたくさんある。
しかし、その他の色々な要素が高いレベルに達していたとしても、「まずい」ならばやっぱり繁盛はしない。
だからその逆もいえるのだ。洗車も、「訓練」なくして他の色々な要素を充実させても、やはり難しいと言わざるを得ない。