2022年08月04日(木曜日)
08.04.あくまでも主観的・七月のKeePer LABO実績報告
【前書き】
この解説は、先の「開示」が客観的であるのに対して
これはあくまでも私の主観的な見方を主とした解説であり、
先に開示されたものに対するものではありません。
例えば数値的に差異があれば、それは先に開示された情報が正しいものです
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七月のお天気はとても暑い日が続いた印象があります。
しかし、コーティング・洗車に影響する日照時間と降雨量は、
地域によって傾向は違いますが、大きな影響を与えるような要素はありません。
七月の実績は、直営全店で前年比132.1%の806,837千円。
既存店では前年比121.2%の740,093千円で、順調な実績です。
しかしこのところ、
前年比30%増加ぐらいの実績はちょくちょくあったので、
あまりピンきませんが、実は、前年の実績が”前々年比”160%なので、
今年は二年前に比べると211.2%で、実にニ倍以上にもなっているのです。
更にその前年、つまり三年前に比較すると287%で約三倍。
新店舗の増加分を勘定入れずに既存店だけの三年前比でも246%。
この上がり方は尋常ではありません。
では、どう上がっているかを既存店(同じ店舗数での比較)だけで見ると、
来店客数が、三年前比174.2%で倍増近くなっており、
平均単価も、三年前比141.4%で、大きく上がっています。
それで174.2%✖141.4%=246.2%と既存店比の計算が合う訳です。
では、この三年間で何がそんなに変わったかを考えてみると、
三年前全店の人時生産が5,786円/人時で、
今年の人時生産が7,642円/人時なので、
※生産性は三年前比132%に上がり、
※売上げは三年前比287%になっているのだから、
LABOに従事のスタッフ数は、
※287%/132%=217%に増えていることになる。
三年前と一人当たりの残業時間数はほぼ同じなのでこの計算で合っている。
人時生産性が132%に上がっているとはいえ、
台当たりの平均単価も141%に上がっているので、
商品としての生産性も大幅に上がった上での人時生産の132%upは、
過重な労働になっている訳ではない。
しかも、今の方がコーティングブースの断熱化と空調設備が整っているので、
作業環境は昔から比べると劇的に改善されている。
またこの三年間で、
・「車を動かさない洗車・仕上げ場」と「洗車から出来るブース」で、
スタッフによる車の移動を極限まで減らして、作業の流れを効率化し、
・デジタルWEB予約システム普及で、かかってくる電話を減らして効率化し、
作業の進行をタイムテーブルでコントロールして
無駄な空き時間と、非効率なダブリの時間を無くして効率化する。
スタッフのそれぞれが高い効率で働いてくれて、
しかもお客様が絶対喜んでくれる付加価値の高い商品を開発して、
効率よく働けるようなハード作りとシステム作りを絶えず続ける。
その上で、
販促活動を続けるが、
物による販促活動には過大な期待もせず、大きな投資もしない。
最も効く販促は、満足したお客様の口コミで発生した「評判」であること。
つまり、
ご来店いただいたお客様一人一人の「満足」が一番の販促である事を忘れない。
それから一番大切なのは、
あらゆる合理的な効率化の努力を進めて行って、
スタッフが気持ちよく働き、効率が上がり、お客様が増え、実績が上がったら、
間髪を入れずにスタッフの数を適時増加させていって、
実績を上げた事によって
かえってスタッフがツラくなってしまうような事は絶対に防ぐ。
そのタイミングは「実績が上がったら人を募集し始める」のでなく、
「実績を上げそうになったらすぐ増員する。」
そんなタイミングでなければならない。
これはものすごく大変だが、
これが出来るかどうかが、
店舗の実績を3年で約三倍にする為の最大のポイントかも知れない。
ハードとシステムの最大限の効率化ももちろん大切だが。