2023年05月20日(土曜日)
05.20.部下に仕事をやらせる事が自分の仕事だと思う”長”は要らない。
自分の役職に“長”が着いたとたんに、
仕事をやる側から、
仕事をやらせる側になったと勘違いする者がいて、
自分がやるべき仕事を、
部下にやらせて、楽しておいて、
やらせる事が部下の為にもなるとか言って、
やらせることが自分の仕事だと、自分を正当化するような人がいたら、
こういう人はもう使い物にならない。
自分の役職に”長”が着いた人は、
その仕事において一番能力が高いと判断された人が任命される訳で、
一番仕事が出来る人なのだから、
時間を長くとか、休まずとか、一番激しくとかの意味ではなく、
そんな誰にでもできるような事ではなく
一番効果的な仕事、
一番良い仕事、一番的確な仕事、
部下達が見習うべき仕事、一番厄介な仕事、一番質の高い仕事、
そんな意味で、
一番仕事をしてくれることを期待されて”長”の着く職に着いたのだ。
だから、威張りもしないし、尊大になる訳でもない。
部下に責任を擦り付ける訳でもない。
だから、部下から信頼され、部下の力が結束して、みんなが効率よく働けて
いい仕事の結果として、当然、高い実績が伴う。
しかし、
部下に仕事をさせることが自分の仕事と勘違いすると、
もう自分は仕事をしないということになるのだから、
もう使い物にならなくなったということになる。
そんな”長”の部署は、
威張り、君臨する”長”を部下は信頼せず、
みんなバラバラで、
責任をなすりつけられる部下は、
ダラダラしているばかりでいい仕事など出来る訳がなく、実績はボロボロ。
部下に仕事をやらせる事が、部下を育てる事だと勘違いする者がいるが、
部下の成長とは、
まず「やって見せて」で教えた上で「やらせて見る」であって、
自分はやらずに、部下にやらせる事とはまったく意味が違う。
ましてや、
君臨する”支配者”、”王様”、”お殿様”、”象徴”など要らない。