谷 好通コラム

2020年11月29日(日曜日)

11.29.300kmのレース、最後の600m足りなかった

SGT最終戦決勝を終わって、
多くを書く気力が無いので、端的に書きます。

 

決勝レースは午後1時にスタートしました。
#37はポールからのスタートですが、
路面温度が低かったことが影響して、
熱の入りやすい傾向があったミシュランタイヤを履いた#23 GT-Rが、
スタートダッシュ良くトップを奪ったが、
すぐに熱が入ってきたブリジストンタイヤを履く#37がトップを奪い返して、
その後にも若干の紆余曲折があったものの、
スタートドライバーの山下健太選手は速く、トップを守り、差を広げた。
22周目に早めのドライバー交代、給油、タイヤ交換をしたのは、
ほぼ全車であったのは、明らかにSC対策であった。(理由は省く)

 

平川亮選手に交代してからも、
#37は明らかに速く、二位との差は一周一秒近く開いて行った。
トップの#37と二位を走る#100 NSXは、
2018年最終戦でトップ=チャンピオンを争った因縁の車だ。
残り十数周になった頃、
#100が、トップの#37にジワリジワリと迫り始めた。
ラスト3周には、トップの#37と#100の差が2秒ぐらいまでに迫った。
すると、#37平川がすっとペースを上げて、その差3秒に開いたのです。
この展開は2018年の最終戦の全く正反対の展開で、
この時は追う立場だった平川亮選手は、最終的に#100のJ.バトン選手に負けたので
その時とは正反対のドラマを平川亮選手が仕掛けたのかと思いました。

 

そして、ファイナルラップ。
最終コーナーから立ち上がって、
トップでチェッカーフラッグを受けるはずの#37を、
ゴールライン付近にみんなで目線を送って、待った。
が、
#37は来なかった。

 

最終コーナーを立ち上がってストレートに入ったそこで、
#37は、ガス欠して、
エンジンがストップしてしまったのです。
惰性で、数百メートルを走ってゴールを切ったものの、
その前に#100がゴールを切って、#37は2位に終わりました。

 

この300kmレースが、あと600m。
300,000m/299,400mまでトップだったのに、
あと600mでガス欠とは、
悔しいとはかけ離れた、ボーっとするしかない時間がずいぶん経って、

 

今、帰りに車の中でこれを書きました。

 

コロナ禍で翻弄された2020年のスーパーGTが、
最後の最後、あっけなく負けで終わりました。

 

来年も#37 KeePer TOM’Sを応援して下さい。 来年こそ。

 

 

スタートし、

 

いくつかのドラマがあって、

 

それでもトップを走るも、

 

突然のガス欠。

 

惰性でゴールを切ったが、ゴール前で抜かれ、

 

息も絶え絶えにゴールラインを越した所で、ストップ

 

 

すべての車がゴールした後、引きもどされる。 ・・ツライ。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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