谷 好通コラム

2024年01月17日(水曜日)

01.16.利益は”結果”。きれいごとではなく、普通に、当たり前のことか

単に金儲けであったり、

自分が楽をしたり、イイ目を見たりするのは

ある程度、頭が良かったり、

賢かったりすれば、或いは頑張れば、

それなりに出来るかもしれませんが、

それは自分の満足が得られるだけなので、

自分がいい目をする自分だけの満足であって、自己満足とも言います。

 

それはそれで、

その人が良けりゃ、それでいいのかもしれませんが、

でも、それだけのことです。

たぶん、誰も喜びもしないし、

その人の事を誰も幸せだとは思わないでしょう。

 

相手の幸せを願う気持ちの事を「愛」というのだそうですから、

自分が良ければそれでいいという人は、

誰をも愛することは無いし、

逆に、その人は誰からも愛されることなく、

自己満足だけをしている訳で、その人が幸せだとは思えない。

本人だってきっと幸せとは思っていないでしょう。

むしろ、きっと寂しいのだと思います。

 

一方、商売とは、

お客様という相手に価値を提供して、報酬をいただくものです。

これがサービス業ならば、その価値が「お客様の喜び。満足」であり、

お客様は得られるべき価値「=喜びと満足」が得られれば、

その価値を買うという行為で、

我々に報酬を支払います。

相手の事を本気で考え、

価値を提供し続けられれば。

またずっと買い続けて、報酬を与え続けてくれます。

買い続けられる事が、

結果的に、商売の結果である利益を得られる事になります。

 

ここの部分が肝心で、

相手に対して価値を与え続けられることが、

結果的に、自分も利益を獲得し続ける事が出来て、

その利益が投資となって、

お客様に対する新しい有益な価値の開発、創出に繋がり、

その「新しい価値」がお客様にとってより魅力的であり有益ならば、

お客様はまたそれも買います。

 

企業の成長とは、

自らの利益をガツガツと追及することではなく、

お客様にとって有益な「価値」を如何に造り出し、提供するかの連続であり、

利益はその結果であって、

提供する価値の有益さ×その価値を求める人の多さ=結果として利益の大きさ。

 

利益は自らの為に追求すると、

その利益の元であるお客様にとっては関係のない事なので、

結果として利益を生むことは少ない。

利益は、自らの為に追求すると、逃げていく。

逆に、

お客様の為の価値を造り、提供すれば、利益は結果として着いてくる。

その価値がより大きければ、

さらに、より多くの人が求めれば、

結果として、より大きな利益となる。

 

利益は、自らの為に追求すると、逃げて行き、

逆に、お客様が欲しい価値を造り提供すれば、結果として利益は着いてくる。

そんなに難しいことではない。

自分に利益が欲しいのなら、

相手の為になる事を考え、行動すれば、結果として着いてくる。

 

きれいごとではなく、普通に、当たり前のことだろう。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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