2024年03月03日(日曜日)
03.03 33話.海外は仕事が一番面白い? でも結局、遊びだったのか?
洗車屋快洗隊からKeePer LABOに変わる前後、全国でKeePerPRO SHOPが爆発的に増えている頃、私は海外出張をいっぱいやった。中国には70回以上行って、アメリカにも20~30回、ドイツにも20~30回。パスポートの有効期限内に入出国スタンプを押すページが足りなくなり期限の途中でページを貼りたして追加したぐらいです。その他にも、オランダ、スウェーデン、フィンランド、シンガポール等々、渡航の為の飛行機代など出張費用は何千万円にもなったはずです。しかしその結果、KeePerとして造られたビジネスは残念ながらゼロに近く、私が自ら嬉々としてやった海外進出の結果は失敗でした。失敗の原因は、その行動の目的を海外へのKeePerケミカルの販路拡大そのもの(つまり、売り込み)で、その結果が失敗でした。
それに対して、国内のKeePerの活動の目的は、KeePerを使うコーティングビジネスの提案であり、KeePerを使う人たちの成功を提供してきたからビジネスが拡大しました。その結果、KeePer PRO SHOPなど施工店さんにKeePerケミカルの供給が拡大され、KeePer技研㈱のビジネスとして成功したのです。つまり、国内での活動と海外での活動では「目的と結果」が逆だつたので国内では成功し、海外では失敗したという逆の結果になったようです。
これを教訓として、新型コロナ禍後の今の海外進出の活動は、まず、海外でKeePerの海外法人直営のKeePer LABOを成功させた上で、そのビジネスモデルを基礎として、海外でのKeePer 事業の成功を進めています。ただしそれは、私はもう体力が無いので、若い新しい社長が中心になっての事です。
では、十数年前の約十年間の私の海外活動の失敗を後悔しているかというとそうでもありません。まぁ、莫大な費用と時間を費やしてしまったとしても、掛け買のない教訓を得た訳だし、あれがあったからこその成功がこれから造られるかもしれないので、失敗は失敗としての意味はありでした。十分に。
それに、あの頃の海外出張は、毎回どこへ行っても最高にエキサイティングで、とにかく面白かったのです。海外の国には仕事で行った方が生のその国を知り、何よりも、生の生活・仕事を体験し、真剣に人と接し、つまり、その国の人間と同列でそのものの生活の中に体験する訳なので、観光とは別次元の体験をして来れるのです。だから、毎回どこの国へ行っても最高にエキサイティングで、とにかく面白かったのです。あれは結果として失敗でしたが私の人生にとってはかけがいのない経験であり、結局、私にとって最高に贅沢な遊びだったのかもしれません。
仕事の合間に、サンフランシスコから車で4時間の
国立ヨセミテ公園に行ったことがあります。
まるで別の宇宙のに来たかのような空間で、感動的だったのだが、
その中の巨大なセコイヤ杉の森からの花粉が、
まるで黄色い雪のようで悪魔の粉ように見えました。
日本もいよいよ花粉のシーズンが始まりましたが、
こんなのを見ると、日本の花粉はチョロイものです。