谷 好通コラム

2024年10月17日(木曜日)

10.17. KeePer技術コンテスト全日本チャンピオン・決勝戦に思う事。

今日、私は「人間ドック」1泊1日半のコースです。

その部屋の机で書きはじめました。

 

昨日の「KeePer技術コンテスト全日本チャンピオン戦の決勝戦」について、

昨日の夜書こうとしたのですが、

いろんなことが頭の中を巡ってかえって昨日は書けませんでした。

11月15日の準決勝の1日は、

大勢で、たくさんの人の作業があり、3班に分かれて、

ある意味、これまでやって来た予選とか県チャンピオン戦の延長線上でした。

もちろん全国大会であり、県チャンピオンばかりの競技なので、

スバ抜けてレベルの高い闘いでしたが、

やはり、今までの続きではありました。

 

しかし、56名の中から勝ち上がってきた精鋭11名での決勝戦は、

また、ちょっと別の世界の戦いのように思えたのです。

準決勝の時はコーティング作業の時間が20分余りだったものが

競技が一人一台になって、

コーティングが一番難しいEXキーパーになって、

コーティング作業時間が50分から1時間余になり、

技術力だけでなく、体力勝負の要素が加わります。

その違いが、

別の世界の戦いのように思えるのかもしれません。

 

決勝の作業前の選手紹介。

準決勝の時も、それぞれが各県・各地域を代表してきているので

ゼッケンも番号ではなく、県名、あるいは地域名のゼッケンで、

みんなそれぞれに存在感がはち切れそうなのですが、

選手たちのその準決勝を、11/56の割合で勝ち上がってきた人達は、

また、別の空気を持っています。

何人かの中の一人でなく、

ファナリスと呼ばれる11人、

その一人一人が、それぞれにまた一段と固有の存在なのです。

決勝戦が始まる前のまだ落ち着いている頃と選手たち。

 

準決勝トップだった福岡の日米ユナイテッドの吉川選手

秋田県、大民石油、おおやま選手。  長野県、東日本宇佐美、あさが選手

神奈川第一、出光リテール、小川選手。山梨県、穴水㈱、すぎもと選手

宮﨑県、出光リテール、まつかわ選手 埼玉A、矢嶋商店、おおひら選手

宮城県、カメイ㈱、きむら選手   佐賀県、喜多村石油、たなか選手

埼玉第1、矢嶋商店、ゆるづめ選手 愛知・名古屋、ENEOS WING、高橋選手

 

 

今日高みの見物。

昨年の日本一岐阜県のイマージンの大山選手。

 

闘い始まり、。全員の全力の戦いが始まった。

 

 

結果は結果として一人の勝利者を生みました。

今年のチャンピオンは、ENEOS WINGの愛知、高橋美帆選手。

高橋選手の作業は非常に滑らかに、

かつ確実に、技術的に美しいものでした。

しかし結果は、タイムは上位三番目であり、

品質チェックの段階で一か所の拭き残しがあった。

(執拗な審査員のチェックは、拭き残し見逃し率ほぼゼロ。)

この時点で、優勝はないと誰もが思った、きっと本人も思った。

 

しかし、最終結果発表の段階で、

まさかのトップ。しかも時間加点がトップの点数が着いている。

???? これは、間違いだと思った。

しかし、そうではなかったのです。

競技の時間加点は、競技点数の上位5位までの選手に付けられるものなので、

タイム的に上位1位2位の選手は競技得点で上位5位に入らなかったのです。

だから、タイム3位で競技得点5位までに入っていた高橋選手が、

時間加点トップを取っていたということだったです。

拭き残し1か所の減点をも吸収してしまうような高得点の技術だったのです。

いずれにしても、微妙な点数だったのでしょう。

拭き残しも絶対にいけない、遅い作業もいけない、

それでも圧倒的な技術が、それを凌駕してしまっての優勝は、

KeePerらしいと言えば、とってもKeePerらしい優勝でした。

 

しかし対照的に、タイムが一番遅かった出光リテール・宮﨑の松川選手。

松川選手は全日本チャンピオン戦には2度目の出場ですが、

ファイナリストになったのは初めてで、大変喜んでいました。

しかし、いざ決勝になると、スピードでは一番遅れを取ってしまい、

決勝戦で最後まで作業をしていました。

自分を除いた10人が既に終わってしまっているのは、分かります。

100人を超える人達の目が自分に集中していることも解かっている筈です。

それでもむしろ、一切自分に妥協せずに、

最高の仕上げを求め、最後まで作業を続けたのは見事でした。

 

今年はいろんな意味で、

すべての要素にまさって「技術」が勝ちました。

第9回KeePer技術コンテストの最後にふさわしい競技であり、結果でした。

第三位に東日本宇佐美、浅賀選手。  第二位の矢嶋商店、緩詰選手。

優勝のENEOS WING高橋選手は、

ゆっくりと感謝と自分の気持ちを語ってみんなを感動させた。

 

今の中央トレセンでの技術コンテスト決勝戦は今回が最後になります。

来年2月に完成を予定している出荷倉庫に移転したら、

現中央トレセンの目の前にある出来てから築約50年の現倉庫を壊して壊して、

規模約3倍の「新・中央トレセン」を造る計画になっています。

(今後のKeePer LABOフランチャイズ店増大に備えて、

隣接して「KeePer LABO模擬店」も造る予定もあります※未定。)

だから、

次回からの「KeePer技術コンテスト決勝戦」は、

その、広い新・中央トレセンで開くことになります。

 

新しい時代に突入です

 

 

その新しいトレセンでの

KeePer技術コンテストの初代チャンピオンになるとはしゃぐ、

去年の大会、スピード№1記録の埼玉・矢嶋商店 後藤選手。

次世代の新しい人類です。来年が楽しみになってきました。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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