谷 好通コラム

2024年12月16日(月曜日)

12.16.「CSとESの同時実現」 しかし、そこで問題が一つ。

 

KeePerの目指す「CS(顧客満足)とES(従業員満足)の同時実現」は、、
空想でもなく、絵空事でもなく、
この同時実現が成立することで、
純粋にビジネスとして
持続性のある高効率なサービス業が成り立つという事であって、
高い効率で、持続的に成長性を持ち続けられるあるべき姿だと思うのです。

KeePerはそれを実現出来そうになっているのですが、
しかし、しかし、
そこで問題が一つ。

 

KeePer LABOが直営だけでも128店? にもなって来て、
その売り上げも1店舗あたり700~1,400万円/月にもなってくると、
LABOスタッフが全体で1,000名を越し、
その中で
店長が少なくとも128名、(チーフもほぼ同数)
その上長である地区担当、シニア店長(地区担当見習)が約二十数名、
部長まで入れると「長」の着く役職者が150名、以上もいます。

 

これだけの役職者がいると、
上長とは、部下に「仕事をやらせることが仕事だ。」と、
思い込む者が混じって来て
先の原則
「スタッフ自身が、お客様が喜んでくれることを楽しみにして
自身の意志で作業するから、お客様の感性に響くいい仕事が出来る。」
「CS(顧客満足)とES(従業員満足)の同時実現」が消失して、
KeePerならではの強みが無くなってしまいそうになります。

 

この会社が、社員全体でも数百名であった頃は、
自然に「CS(顧客満足)とES(従業員満足)の同時実現」が成り立っていて
誰も偉ぶらず、
下に対して強圧的でもなく、自分だけ楽をする訳でもなく
みんなが、自然に、同じように働いていた職場でした。
しかし、
いつの間にか、
誰がやらせていて、誰がやらされているか
誰が店長で、誰がそのまた上長なのかが、その指図ぶりというか仕事ぶりで
すぐに解るようになってきたのです。
あくまでも一部の店舗でですが。

 

しかし、これは、社会的には普通にある事で、
別に、悪い事ともされていない普通の事ですが、

人間は何らかの責任者になって、上長になると、
ちょっとした「権力者」のようになって、
人に対して「やらせる」ようになって、
人に優しくなくなるのでしょうか。
そんな素地が人には誰にでもあるという事でしょうか。
あるいは仕事熱心の余り、
一時的にそんな風になってしまっているだけなのでしょうか。

 

このままではいつか、
KeePerの最大の強みである
「働いている人達が、自分の意志で、自分を動かしていることにある」が、
失せてしまいます。

 

これをどう解決しながら、
なお正常な成長を続けていくか。
私のちょっとした悩みでありますが、実は、解決すべき悩みでもあります。

 

今日も、
これから建って行くKeePer LABO新店の
看板計画の為のパースが送られてきました。

 

KeePer LABO宮城野店(仮称)

 

 

KeePer LABO長崎時津店(仮称)

 

 

 

明後日オープン「KeePer LABO野並店」周辺の既存KeePer LABOの

店頭に、こんなポスターが貼り出されます。
我々は、売り争うより、お客様から選ばれることを競う仲間です。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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