谷 好通コラム

2025年07月23日(水曜日)

07.23.上位の役職者は、仕事の能力が高いから上の役職に就いた筈だ。

上位の役職者は、仕事の能力が高く、

よく仕事が出来るから上位の役職に就いた。

だから、高い役職の者はよりいい仕事が出来るのだから、

高い役職の者ほどよく働く会社は、

その会社としての仕事の質も高く、会社としての仕事量も大きい。

こういう会社は必然的に成長して、当たり前のように大きな会社になって行く。

しかし、大会社になつて上の役職者が仕事を楽するようになったら、

そこで終わりになる。

逆に、

成長して大きな会社になっても、

それでも、まだ、高い役職の者ほどよく働くような会社は、

会社の全員が上から下までよく働くので、否応なしに成長が止まらない。

働く者の所得は高くなり、安定して、技術の熟度も上がり

ますます会社の仕事の質は高まり、ますます会社の成長に加速がつく。

 

 

反対に、

上の役職に成るほど自分を叱る人が少なくなるので、

仕事をしなくても=楽をしても、

叱られることが少ないので、

役職が高くなるほど、仕事をせずに楽をしてしまう者もいる。

それが許される職場もある。

しかし、

そんな役職が高くなるほど仕事をしなくなるような会社は、

仕事の質の高い者ほど、

仕事の量をせずに、

下の役職の者に、自分の仕事までやらせるので

まだ経験が少なく、技量もまだそれほど高くない者が、

より多くの仕事の量をやらされるので、

その会社としての仕事の質も低くなって、仕事の絶対量も減る。

すると当然

上の役職の者ほど楽をしているような会社は、

仕事の質が下がって、仕事の量も減るのだから、成長などする訳がなく、

 

さらに下の役職の者の仕事は”やらされ仕事”になるから、

手抜き仕事になりがちで、その仕事の質はさらに下がり

会社としての仕事の質も低くなるし、

会社としての仕事の量も少なくなる一方。

当然、会社の業績は落ち、

所得も下がり、下の役職の者ほど離職率も高くなる。

会社の衰退は早く、真っ逆さまに倒産は間近だ。

 

役職のより高い者が、より困難な仕事をせず、

社交的な楽な仕事ばかりを好んでするようになったら、危険信号。

社交は、両方にとって遊びであるからこそ意味がある、決して仕事ではない。

 

より上の役職者ほど仕事をしなくなっている負の現象が出ている筈だ。

 

仕事の能力が高い筈の、より上の役職者が、

より多く、濃い、大変で、地味な仕事を真っ先にする会社は、大丈夫。

 

この会社はどっちだ。

たった40年ぽっちで、

たったこんな程度の会社で、

大会社のつもりになっているアホな奴はいるのか。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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