谷 好通コラム

2025年08月06日(水曜日)

08.06. 土曜の2位大湯選手と、日曜の3位石浦選手の違い。

 

先週末の今回のスーパーGT第4戦は、2つの決勝があった。

一つ目の決勝は300クラスと500クラスが混走するいつものSGTで、

大湯選手だけがスプリントレースとして走って2位になった。

 

翌日の日曜日には300クラスと500クラスが別々にスプリントで走る。

こちらの500クラス決勝には#38は石浦選手が走った。

結果は3位。

大湯選手が2位で石浦選手が3位ならば、

殆ど変わらない拮抗した結果のように見えるが、その内容はかなり違う。

 

土曜日の方は、

#36が先行して、#38大湯選手がそれを追従する形で、

隙あらば#36を抜いて、#38がトップを取ろうとしていた2位。

3位以下は10秒以上離されて、

1.2位を#36と#38の二台が競い、3位以下は離されていた。

 

日曜日のレースは、

#14と#36がトップを競い、

我らが#38の石浦選手が、

その2台から10秒程度離されて3位で巡行していた。

 

だから、土曜日の#38は、トップを争う2位に対して、

日曜日の#38は、トップを争う#14と#36から離された3位。

 

特に日曜日の500クラスのスプリントレースは、

500クラスの車しか走っていないので、

“抜かすシーン”が、ほとんどないまま、35周が終わって、

正直見ていてつまらないレースであった。

スーパーGTのレースが面白くて人気があるのは、

300クラスの車を500クラスの車が、

しょっちゅう抜かしながらレースをするので、

そこで色んなドラマが発生するので、面白かったのだ。

そんなこともよく分かったレースでした。

 

これからは、多分この形式でのレースはやらないだろう。

出場する側は、二日間で2回の予選と、2回の決勝があるので、

ものすごく大変であったと言っていた割にレースとしては面白さが無いので、

たぶん、この形式でのレースは行われないのだろうなと思いました。

 

もう一つ分かったのは、

#38の大湯選手と石浦選手の速さの違いは、一周でコンマ数秒でしかなく、

そのコンディションとか、レースの展開によっては、ほぼ変わらない。

しかし、そのほんのちょっとの違いが、

トップを狙えるかどうかの違いなのだろう。

石浦選手も十分に速い。

それを改めて知ったこの第4戦の2レースでした。

 

しかし、それにしても、

#38は、二日間で2位と3位を取った訳なので、

ポイントの獲得も多く、

シリーズチャンピオンを十分に狙えるポジションにいることになる。

これは結構すごい事です。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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