谷 好通コラム

2025年08月29日(金曜日)

08.29. 昔を振り返って、私に「お付き合い」を教えてくれた人達。

大昔、私が一軒のガソリンスタンドの経営者として起業したての頃、

近所のガソリンスタンドを経営するオヤジさんが教えてくれた。

「長く商売して行くのなら、皆とキチンと付き合っていく事が大事だよ。」と。

「皆と仲良く付き合って行くことが長生きするコツ。」とも。

 

ネットで「お付き合い」という言葉を引いてみた。

 

「お付き合い」とは、

人間関係を築き、維持するための関わり合い

一般的に人間関係を築き、維持するための関わり合いを指す言葉です。

友人との付き合いや恋人との付き合い、

ビジネス上の付き合いなど、さまざまな意味で使用されます。

特にビジネスの場面では、取引先との良好な関係を保つための交流を意味する。

と、

書いてありました。

 

上記の先輩ガソリンスタンドのオヤジさんの言う意味では、

価格競争、値下げ競争などせずに、

お互いがちゃんと儲かるような値段を守って行く事が「良い付き合い方」で、

月一回皆で集まって仲良く食事して、平和にやって行こう。だった。

「皆で仲良く平和にやって行こう。」に反対する余地はない。

しかしあの頃、仲良くやっていた皆は、

もう誰も残っていず、ほぼ、すべて廃業しました。

 

皆で仲良くやっていても、

世の中が変わって、

仲良く平和にやっていた皆を必要としなくなったのです。

 

 

「お付き合い」という言葉で思い出すのは、

ある中小企業のオヤジさんが言うには、

「私は現場の事は任せているのであまり分からないが、

メーカーの人達とのお付き合いや、特に銀行付き合いは大切にしている。」と。

この「銀行付き合い」とは、

私にはまったく意味が分からなかったのだが、

こういう事らしい。

いざ借金をしなくてはいけない時の為に、

普段から時折銀行に出向いて、

担当や次長、支店長さんとの人間関係を作っておくという意味らしい。

しかし、

そんなことをしている暇があるのなら、

お願いしなければならないような借金などしなくてもいいように、

せいぜい商売をして、儲ければいいのにと思った。

銀行の方も仕事があるのだから、そんな事で時間を使いたくないだろうに。

しかし、

今のこの会社は銀行から借金をしなければならないような状態ではないので、

そんな偉そうなことを言っていても、

世の中がどう変わって行くかもしれないのだから、

この会社だって、

借金を銀行にお願いしなければいけない時が来ないとは限らない。

そんな時、あのオヤジさんの言う「銀行づきあい」を思い出すのかもしれない。

 

 

「お付き合い」と言えば、

商売上の顧客の関係者≒キーマンと、

例えばゴルフをご一緒したり、飲み食いをご一緒したりのお付き合いが多い。

こういうお付き合いは、いわゆるご接待、交際の類であり、

自社に仕事を回してもらうとか、

自社の製品を使ってもらうとかの

見返りを期待してのお付き合いだ。

これは袖の下とか、賄賂とかと同類で、太古の昔から存在しているもの。

しかし、

まともに金品を渡す行為は買収として厳しく罰せられるので、

一緒に酒を飲み、

旨いものを一緒に食べ、

一緒に女性による接客サービスを受けたりするお付き合いは合法で、

これは、一定金額までではあるが、

会社の経費扱いにまで出来る。

さらにゴルフはお付き合いとして有効であり、合法なのは不思議だ。

 

いずれにしても、

一定程度の「お付き合い」は、

それが、利益誘導の意味を持っていたとしても、

立派に合法であり、交際接待費と言う経費としてまで認められている。

この会社は残念ながら、

このお付き合いが全く下手で、ほぼ皆無です。

先日入った名古屋国税の担当者も、弊社の交際接待費の少なさには驚いていた。

 

 

もう一つ、

大切なお付き合いで、

たとえば、コーティングをしてくれたお客様からのクレームの対処として、

販売店のスタッフと一緒になって作業をしてくれた。

つまり苦労を共にしたという連帯感、

この人間関係は相当強いものらしい。

しかも、それが相当上の人(例えばトップ)が、

販売店の現場の人と一緒に苦労を共にしてくれたという話は、美談として残る。

特に、実際にその商品を使うかどうかの決定権を持つ現場の人には、

この美談は、ずっと語り継がれて残る。

(KeePerは、滅多にクレームが無いので、かえって、こういう美談も無い)

逆に、現場にほとんど出て来ないような雲上の人にだけ挨拶をする業者は、

実際の現場からはむしろ馬鹿にされ嫌われる。これは要注意である。

 

 

本来、BtoBのお付き合いは、

一方的なゴマスリとか利益供与としての「お付き合い」ではなく、

BとBが、共通して価値を提供し

「お客様に喜んでもらう。」を、

一緒になって出来るように力を合わせることが、

お互いにとっての目的に合致するところであって、

お互いのビジネスの利益を共有する事にもなり、お互いの成功にもなる。

これを最近ではウィンウィンの関係と呼ぶことが多いが、

BtoBのビジネスにおいては、

本来あるべき付き合い方であり、それが仕事であるとも言える。

 

片方が、片方からの利益供与を当てにしてのお付き合いは、

接待する方の者が、

仕事をしているような事を言うが、

実は、自分も飲んだり食ったり、

自分もゴルフをしたり遊びたいだけ。

それに、

そういうお付き合いは、そう長くは続かない。

だいいち、少なくとも実際に働く現場の人からは馬鹿にされる。ことが多い。

そうでなくとも、接待じみたお付き合いに頼る営業は、

実際に接待する方と、される方、

その両方の共通したお客様の役には立たないので。

その関係そのものが長くは続かない。

 

 

今日も35.2℃の猛暑であった。

明日は40℃になるとも言っていた。

 

さすがに、この猛暑、酷暑では、

KeePer LABOのブースは100%冷房設備があるが、

それでも暑いと言う。

だから、冷房設備の無いような現場では、

とてもまともにはKeePerコーティングなど出来ない。無理なものは無理だ。

 

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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