谷 好通コラム

2025年11月22日(土曜日)

11.22.  バッテリーの端子を外しても、まだ尚鳴り響くセキュリティー

私のVOLVOは、5年目の車検を受けようかどうか迷っていた。

そのVOLVOが、一昨日から

突然、セキュリティーのクラクションが鳴り始めたのです。

最初は、家に置いておいて鳴って、

近所の人が会社に「クラクションが鳴り続けてうるさい。」と、

電話してきて知ったのですが、

昨日は夜また鳴り出して、それはキーをいじっていたら鳴り終わったのですが、

今度は、ご近所が110番したみたいで派出所から警察官がやって来た。

それで何故鳴るのか分からず、また鳴り始めたらいけないので

駆けつけた警察官と相談して、

結局、ボンネットのバッテリーのマイナス端子を外したのです。

 

そうすれば、もう鳴りようがないと安心したのです。が、

今朝、午前中にまた鳴りだしたのです。

バッテリーの端子が外してあるのにっ!、です。

このVOLVO、

ゾンビみたいな奴だとブツブツ言いながら、

 

VOLVOのディーラーさんに無理を言って来てもらい、

さっき引き上げてもらいました。

 

このVOLVOは、バッテリーを外して盗まれることを想定してなのか、

ボンネットの中にあるバッテリーは予備(ダミー?)であって、

本当のバッテリーは、

後ろの荷台の下に着いているのだそうです。

だからボンネットのバッテリーはダミーなので、

セキュリティーは効いたままだったのです。

まあ、用心深いというか、おせっかいというか、

正直言って、ちょっとうんざりしました。

盗む側と造る側のイタチごっこで、乗る私たちはホントにうんざりです。

 

私のPCにも、だましのスパムメールが毎日何十通と入り、

これで本格的にAIが噛んできたら、

なりすましが巧みになって、

きっと、もう迷惑メールの区別がつかなくなります。

ただでさえ大規模なシステムがハッカーの攻撃に屈している現状なのに、

ますます犯罪者側がAIを本格的に使い始めたら、

私達はシステムそのものに使う費用より、

セキュリティに、より大きな投資が必要になってきそうです。

本当に、本末転倒はなはだしいことです。

 

この問題は、

意外な方向で決着するような気がしてなりません。

人間は、AIと闘っても、

最終的な勝利者にはならないので、

AIは滅びる事は無くても、人間は皆殺しにすれば確実に滅びます。

システムはコピーすればいいだけで生き残りますが

生き物は、ある程度の少数になると

交配が近くなって遺伝子が重なり種が弱くなり、種として消えるのは容易です。

 

バッテリーの端子を外しても(結局ダミーの端子だったが)、

尚、鳴り続けるVOLVOのヒステリックなクラクションをイヤという程聞いて、

そんなことを思いました。

 

しかし私は、

すでにジジイになったので、

人類がどんな滅び方をしても、

知らずに済むのだろう。と思うと

「みんな、頑張ってね。」と無責任につぶやくのでした。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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