谷 好通コラム

2020年10月14日(水曜日)

10.14.英語通訳付きでのIRは疲れますが必要です。

IRといえば、新聞等では統合型リゾート(Integrated Resort)が話題になるが、
一般的には「投資家向け情報」(Investor Relations)の略としてIRという。
株式を上場している会社の担当者が、
機関投資家の事務所を訪ね、
財務状況とか現在の営業状態や今後の見通しなどを説明して
自分たちの会社への投資をすすめる。
東京の中心地にある投資家の事務所を訪ねて回るのが常だ。
あるいは機関投資家や個人投資家まで多くの人を集めて、
講演会みたいな形で行うIRもある。
今はコロナの影響で、ZOOMを使ってのオンラインIRや、
電話でのIRがほとんどになった。
そのおかげで、かえって外国からの取材を受けることも多くなった。

 

IRの担当者は経営企画室や管理部門などが表に立っている場合が多いらしい。
しかし、会社の状況を熟知し、
将来についての構想を実際に持っている社長などが
IRにはうってつけで、
株価について熱心な会社は、たいてい社長がIRを担当している。
私が知っているある会社の社長は、
いつもたった一人だけで、しかも何も持たず、
ふらっと機関投資家の事務所をたずね(もちろんアポイントは取っている)、
「何でも聞いて(下さい)。何でも答えますよ。」と、
資料もなしで、数字でも何でもスラスラと答えるのだそうだ。
かっこいい。
機関投資家の評判も極めて良い。
我がKeePer技研株式会社は
代表取締役の片割れである私が担当しているが、
私も
ぜひ真似したいところだが、
私は足がダメなので、どうしても介添えがいるので、
いつも二人づれになっている。
だから、不便だと言いながらも、
私にはオンラインIRや、電話IRは大変助かっている訳です。

 

電話IRならばこちらは愛知の自分の事務所にいたままで
投資家が東京であっても、
世界のどの都市にいても平気なのです。
だから、最近はぐんと海外からの取材が増えました。
それでも海外の投資家から資金を預かっているファンドに所属している
日本人のアナリストからの日本語での取材だったのですが、
今日はとうとう外国人からの日本語通訳を通じての取材を受けました。

 

以前は、海外によく出張していたので、
そのたびに、その外国の日本語通訳を通じて仕事をしていたので、
あの頃は、割と平気でしたが、
通訳を介すると、とにかく時間がかかることは憶えていたので、
今日も1時間の取材の予定でしたが私自身は2時間用意して備えました。
今日はアメリカのシカゴからの取材でしたが、
つっかえながらも、よく理解をいただけた良いIRが出来たつもりでしたが、
時間は最終的に1時間半以上かかってしまい、
最初から2時間用意をしておいたのは大正解だったのです。

 

もちろん、いつもより時間がかかったのですから、
しかもいつもより集中して聞かなければいけなかったので、
いつもより相当ぐったり疲れました。
しかし、これは慣れの問題でもあり、

何より、
外国の投資家にあらかじめ当社に対する理解を確保しておく為に、
英語版の会社案内を早急に造らなければなりません。
それが一番でしょう。
逆に、英語版の会社案内が今まで無かったことが不思議です。
これでは今まで、海外からの投資に一切の門戸を閉じていたことになります。

 

以前にそう言われたこともあったのですが、すっかり忘れていました。
私はこういうことが多くて、反省です。
ちょうど広報の部署も出来たことなので、すぐにやりましょう。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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