2001年05月09日(水曜日)
第109話 面白い会社
昨日、訪問した「神垣石油」さん
ここは面白い会社であった
スタンド最高の栄誉「資源エネルギー庁長官賞」を受賞された事もあるとか
りっぱな経営をして見えた
くわしくはお聞きしなかったが実績もすごいのであろう
接客も抜群であるようだ
もちろんキーパーの実施店でもある
神垣社長がSENSYA.COMをご覧になって
メールを頂いた
5年前からインターネットを駆使していらっしゃると言う
インターネット初期の頃からずっと活用しているとのこと
先見の目のある人だ
もちろんホームページも開設している
http://st31.com
ホームページをたくさん見て、気に入ったら
よくメールを送るという
『ホームページは見るだけでは意味ない
コミュニケーションして、はじめてインターネットを使っている事になり
価値がある
95%の人が見るだけで
コミュニケーションしようとしない
勿体ない話です。』
また神垣さんから頂いたメールの一文に
『HP見るだけでなく
こうしてmailアクションを
おこしたところから本当のインターネットの活用が始まると思います。
情報のやりとりにしても
何度かオフラインミーティングして顔あわせをして
旧知の仲になっているので、
本当のウラ情報までをやりとりができます。
商売にしても友達づくりにしても
やはり「筆まめmail」と「腰が軽い」が
上手のコツかと。』
彼がこれまでに得てきた、メル友としての人脈をお聞きすると
それはすさまじいものがある
多くの意味で学ぶべきだと思った
特に「筆まめmail」と「腰が軽い」という部分には共感する
失礼だが、こんな片田舎でご商売をしていて
インターネットがなかったら
その人脈と事業の巾は絶対に得られなかったであろう
また、この会社では、石油販売業だけでなく
ガソリンスタンドで使われている計量器の検定の資格を持っており
地下タンクの漏洩検査、計量器の定期検定なども業務としている
この業務は、ごく少数の計量器メーカーの関連会社が
ほぼ独占的に行ってきており
新しく参入するにはかなりのご苦労があったそうだ
そんな時にも
インターネットによる各界への働きかけが大きくものを言ったそうだ
またその資格を活かして
計量器や計量機能付きのミニローリー、タンクローリーなどの中古販売を
ビジネスとしてやっている
古物商の免許も持っている
※はじめて「古物台帳」なるものを見た
計量器の中古については
引き合いは大変多いのだが、中々難しいものがあるという
ガソリンスタンドの閉鎖などに伴って計量器の中古が出たとしても
計量器メーカーが引き上げしまって
全部潰してしまうそうなのだ
ただでさえ不況のガソリンスタンド業界において
中古の計量器が出回ると
計量器メーカーの死活問題になってしまうから
中古のマーケット自体を成立させない方向なのだそうだ
そして
独自に売買された中古計量器については
その部品を中々供給してくれない
あるいは破格の値段をつけて来るそうで
明らかに“独禁法”に抵触する行為ではないかと、おっしゃって見えた
しかし、計量器そのものは単純かつ堅牢な構造なので
(天井からの懸垂式はよく壊れるが、中古の対象にはなっていない)
滅多に故障しないので
実際には大した支障にはなっていないそうだが
計量器業界は実質的にごく限られたのメーカー(実質的には2つ)の独占市場
現実に窮しているガソリンスタンドの業界のことを考えれば
もっとオープンな姿勢を持ってくれればなぁー、と思った
面白い話を一杯聞いた
今度は私どもの刈谷にお越しいただけると言うことなので
たっぷりと、またお話をお聞きし、コミュニケーションした上で
また報告をしたいと思う
左が神垣社長、右がこのガソリンスタンドの大塚マネージャー
ちなみのこの大塚マネージャーと
別会社日本検定サービスの責任者木谷部長は
業績優秀のご褒美に
この日から約一週間
“ラスベガス”旅行に出かけるところであった
このご時世
こんな会社もあった
インターネットは
中央の大企業が世の中の中心であった時代から
地方の小企業にも対等のチャンスをもたらすものでもある
そう感じ、また勇気をもらった一日であった
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