谷 好通コラム

2002年08月24日(土曜日)

上海レポ? 上海の3人

クーラーの壊れた車に乗って
私達は、上海の町をアッチにコッチにと走った

 

クーラーの無い車は20年ぶりか
暑い!
それでも
走り始めれば、風が入ってきて
いくらかは涼しく感じる

 

外は、35゜C以上だろう
クーラーが入っていれば、その外風は熱風に違いないのだが
その風が涼しく感じるとは
人間の適応力もなかなかのものである

 

しかし
その風もつかの間
上海は渋滞もすごいのだ

 

クーラー無しの鉄の箱に
こちらのメンバーが4人
上海の頼さんと、そのスタッフの方で、余さん
合計6人
まわりはビッシリ熱気を振りまく車

 

 

こう書くと、いかにも地獄絵を表しているようだが
しばらくすると、それも慣れてしまう
不思議なものだ

 

6人とも汗びっしょりで夕方まで頑張って
いっぱい、いっぱい見て
経験して
驚いて、感心して
その日の予定を終えた

 

 

さて、晩飯だ
もう1人が合流し、7人で食事に出かけた

 

私達が4名
上海の方達が3名

 

とっても大きなレストランで
長さが50mはあろうかという長いフロアが10階分、全部レストラン
広いフロアのまま階もあれば
個室に細かく分かれている階もある

 

私は中華料理が(も)大好きだ
上海料理は、どちらかというと甘く味付けがされている
辛いものも大好きだが
甘めで濃厚な味付けもいいし、さっぱり目もいい

 

いずれにしても
何を食べてもうまいということで
今回も、完璧なまでのカロリーオーバーである
イカン!
マズイ!
ヤバイ!
これを書いているのは、帰りの飛行機の中
ベルト止めの位置が
明らかに
来る時とは若干ずれている

 

※広大な上海の中華料理屋と、上海の3人

 

 

真ん中に立っているのが、今回、上海にくるきっかけになった人
《頼(ライ)》さん
台湾国籍の中国人、32歳、独身
台湾で生まれ育つ
10近く前に日本に来て、学校に行きながら
ガソリンスタンドで働く
数年前に、彼のお姉さんが上海の実業家と結婚して
彼も上海に大きな縁が出来た
色々流れがあって
今回、上海における「洗車事業」を引き継ぎ、責任者的な存在になる

 

東京・新宿のスタンドで、特に洗車の勉強をしている時に
当社の東京ワンデースクールに
出席する縁があり

そこで、たまたま講師をしていた
当社の鶴見部長と意気統合し、それからまたいろいろ有って
今回の私達の上海につながったのだ

 

 

左に立っているのが
《河内(かわうち)》さん
日本人、59歳
上海で、9年前に
国営のガソリンスタンド「石化集団」の店の中に
日本の企業の社員として
洗車事業を立ち上げた人
この人については考えさせられた事が、色々あったので
いずれまた、まとまった文で書いて見たい

 

日本に生まれ、育ち
日本の会社の社員として上海に来て、9年
今はもう「上海を愛している。上海で死にたい」と言っていた

 

右に立っているのが
《余(ヨ)》さん
中国、生粋の上海人
年齢は聞き忘れた(40歳前後?)
河内さんが立ち上げた洗車事業においての「番頭さん」的存在
何年か前に
日本に1年間、洗車とSSを勉強しにやってきた(少しだが日本語が喋れる)

 

「一直線」な人で
下手な冗談を言うと、ぶっ飛ばされそう
一見おっかない人
実は、超まじめだけど、笑うと無茶可愛い人

 

この上海の人達、3人を交えた夕食は
話が盛り上がって
昼間の暑さを忘れるほど
痛快であった

 

頼さん、頑張れ
余さん、頑張れ
河内さん、頑張れ
上海の3人達、バンザ~~イ
現場にたずさわっている人との話は、文句なしに楽しい
これは日本でも、上海でも同じであった

 

この3人が、3人とも
日本と中国、両方の国での生活を経験している
全く言葉が分からないところで
文化が全く違うところで
生活を経験した人達

 

すっごいなぁ~と思うのです
日本の中だけでしか物を考えられなかった自分が、バッカみたいです
そう思ったら
早速、行動です
これからアイ・タック技研どうなることやら
と、ご心配の声が聞こえてきそうです
大丈夫!
何とかなります
ず~っと、こんな風でした、アイ・タックは、そして私は
彼らから、すっかりエネルギーを貰ってしまったのです。

 

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2002年08月24日(土曜日)

上海レポ? Dショップ

「石化集団」に行ったあとは

 

「ドライブショップ」

 

そこは、一番表に「連続洗車機」がデ~ンと置いてあって
ひっきりなしに客が入っていた

 

中国では、洗車機は比較的めずらしく
特に、このような連続洗車機はめずらしく、高級車が列を成していたのは
少なからずびっくりした

 

べつに何気なく
カメラを向けて写真を撮ったら
また
「ダメ!」と言われてしまった
今度は若い子で(と言っても30歳ぐらい)
マジに行ってきた
これはまずい
「カメラを取り上げられるかもしれない」と思って

 

カメラを落とした

 

そうしたら、向こうも何か慌てた様子で
「もういい」
というような表情で、向こうに行ってしまった

 

私の愛用のデジタルカメラ「カメディア」の一番安い奴は
すこぶる丈夫で(単純?)
またもや何ともなかった

 

 

連続洗車機の後ろの建物が、ドライブショップになっていて
そこには
ワックス類を含めて、色々なケミカルも売っていた
ぜひ見たかったものである

 

私達が日本で販売している類のもので
上海で売っているのはどんなものか

 

興味深々で、店の中を徘徊した
私と、開発部長M、Drサンコン
そして、頼さん
私たち3人は、商売柄、商品を見るたびに変なことをする
エアゾールなら、缶の底を見てガヤガヤ
液体のボトルものなら
ボトルから少し漏れてくる匂いを、クンクン嗅いで、ガヤガヤと
その場で井戸端会議

 

にぎやかな産業スパイ候である

いつの間にやら
気がついたスタップが何名か
少なくとも3人ぐらいの視線を感じた
どこへ行っても着いて来る

 

さすがに「やばいなぁ」と思って
写真は堂々とは撮らなかった
そこで、やったことのない隠し撮りをやってみたが
やっぱりうまく写せない

 

 

私達は、産業スパイは失格である

 

では
そのドライブショップに、スパイすべきような物があったか?
もちろん無かった

 

びっくりするぐらい
品揃えは貧弱であった、知っているものばかり
あえて言うならば
しょうも無いものばかり

 

上海は、これからのマーケットであることを再確認したのであった

 

それにしても
この日、上海を一日中回った車
午前中早々に、エアコンが壊れてしまって
クーラー無し

 

この日は、36℃と、上海では久しぶりの猛暑であった
私も久しぶりに
クーラー無しの車に乗って
クラクラになってしまったのです

 

上海は暑かった

 

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2002年08月24日(土曜日)

上海レポ? スタンド

2日目は午前中、日本からの紹介の人と会って
昼からいよいよスタート

 

まず、上海のガソリンスタンドとかドライブショップを
見学に行った

 

見学、といっても、地元の頼さんとスタンドに行って燃料を入れている間に
勝手にウロウロ
スタンドの中を歩いて、見て回るというもの

 

上海のガソリンスタンドには
必ず、
「石化集団」という看板が出ている
つまり、国営なのだ
だからブランドは、全て「石化集団」
昔の日本で言うところの国鉄みたいなもの

 

見に行ったスタンドも
サインポールも、キャノピーも、壁面カラーも
「石化集団」であったが
店の中に
「esso」とあった
ホントに遠慮がちに書いてあった

 

勝手に入っていったが
SSの人に
ニコッと笑ってカメラを向けたら
向こうもニコッと笑って
ポーズをとってくれた
「あぁ、仲間だ」と思ったのです

 

 

この人、腰の前に袋をぶら下げている
これが言ってみれば“レジ”
この袋の中で、給油のお勘定を済ませてしまっている
日本にも
これでやっているところを、知っている
私の地元、愛知県を根拠地にしている「安売り王○▽■オイル」

 

最近はセルフにご執心だが
有人の店では、この腰につけた袋が特徴だ
「安売り王○▽■オイル」が
「上海のスタンド」を真似したのか
はたまた
「上海のスタンド」が
「安売り王○▽■オイル」を真似したのか

 

どちらか分からないが
どちらでもいい

 

そんなことより、感心したのは
バイク専用の計量器があり
専任の人がいること

 

これは合理的で良い
昔、北京に行ったとき、これと同じものを見て感動したことがある
中国は、やたらとバイクが多いので
バイク専用の計量器&スタッフは
昔からの常識のようである

 

 

この店は最近出来たばかりの店で
スタンドとしてモダンであった

 

当然「セールスルーム」あるいは「待合室」の様なところに入っていったら
そこは事務所のようであった
一応、ESSOとかMobilのオイルが陳列してあったので
カメラを向けたら
「ダメ!」と
おばさんに制止された

 

写真を写すのを静止されている写真
なんて
私も初めての経験なので
当然、掲載する

 

 

上海のスタンドは

「石化集団」であって

 

やっぱり「仲間」がいて

 

「バイク専用」があって

 

待合室の様なところに入って
写真を撮ろうとすると「ダメ!」とオバサンが言うところであった

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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