2003年08月07日(木曜日)
770話 1×1=∞・無限
昨日の名古屋中小企業投資育成?(以後略して“投資育成”)主催の講演会は
地場の株式公開に向けて準備を進めている企業
あるいはその可能性がある企業などを
投資育成が招待して開かれたもの
私たちの会社は
株式公開の基準などには、はるかに届かない会社であるが
政府系のベンチャーキャピタルが
わが社の今後に対し
その可能性があると見てくれたことは、まことに光栄である
人は扱われ方によって、いかようにも変わってしまう
「お前は、馬鹿だ、馬鹿だ」
と、言われ続ければ
「自分は何をやってもダメだ」
と、思ってしまうだろうし
「君には大きな可能性を感じる」
なんて、言われれば
「そうかいなぁ~、いっちょ、がんばってみるか?」
なんて思ってしまうものだ
“豚もおだてりゃ木に登る”という言葉があるが
そういう意味では
私は、典型的な“木登り豚”である
その木登り豚である私が
この講演会で、いたく感心してしまったことがある
「1×1=∞・無限」
講演会の主役
「株式会社モック」の山田社長の考え方であり、同名の本にもしている
1×1=∞・無限
まだ本を読んでいないので分からないが
この数式の意味は
ワン・トゥー・ワン
つまり、インターネットなどの媒体によって結ばれるワントゥーワンの関係に
ビジネスとして、無限の可能性が含まれている
そんな意味だと思う
それはそれで非常に興味のあることだが
私は、この数式を見ていて
他の意味を感じてしまった
以下、私の勝手な解釈
1人である私が、相手という1人に対して
どういう1人であるのか
人と人の縁とは、掛け算の関係にある
自分が、相手に対して大きな数字であればあるほど
その掛け算の結果は大きくなる
“自分が1の存在”であるということは
相手が1の存在であっても、2であっても、5であっても
その掛け算の結果は、相手の存在の量でしかない
つまり
1の存在である自分とは、相手にとって“有っても無くても”いい存在でしかない
“自分が2の存在”であれば
相手が2であったときには、掛け算の結果は4となり
5であれば、結果は10となる
相手にとって、2の存在である自分は
相手の可能性を倍加する存在となり
相手にとって自分とは、有意義な存在となることになる
それが2どころか、5であり、10であったとするならば
その結果は、すさまじいばかりと結果となる
逆に“自分が0.5の存在”ならば
相手が1であっても、2であっても、10であっても
自分と相手との協力関係の結果は
相手の持っている可能性をことごとく半減する存在となり
相手にとっては、害になる存在となる
より大きな結果を出すには
自分が、相手との縁の結果をより大きくする存在であることが必要である
相手も、そんな自分との関わりで
その結果をより大きくするような存在であれば
2×2=4
5×5=25
10×10=100となり
10の10乗×10の10乗=10の100乗≒∞
そんな果てしない力となる
相手にとって自分が、1以下の存在であるのか
自分を倍加してくれるそんな存在なのか
人の可能性を倍加する存在である人間は
自分をも、また倍加してくれる人間と力を合わせていくことを望む
それが、より大きな可能性を実現する道だから
逆に、相手を倍加することなどにはまったく興味なく
相手から“得ることだけ”を考える人間
つまり、奪い、せびり、もらうこと
つまり、自分の目先の利益、自分の喜びにしか興味がなく
その結果、相手がどうなっても知ったことではない人間
1未満の人間
そんな人間と関わっていると
どんなチャンスをも失ってしまう
気力もどんどん吸い取られ
自分にとってマイナスにしかならない
しかし、1未満の人間は
1より大きな存在の人間に“取り込む”ことが
自分が労せずして、自分の持っている力以上の結果を出せることも知っていて
ずるく取り込んでくる
明らかに、異常にへつらっていくる人がいるとき
警戒感で実が硬くなってしまうが
それでも、つい、ほだされて
泥沼の中に入り込んでしまったこともある
もちろん、自分自身の判断の元にそうなったことであって
自分の責任でしかないが
その結果は、何も残らない残念なものになる場合がほとんどだ
そういう意味で
私は、1より大きな存在でいたいと思う
そして、できれば2より、3より、5より
もっともっと大きな存在になりたいと
強く願う
なぜならば
みんなの幸せが、自分の幸せに直結していることを
身に染みて知っているつもりだし
相手により大きなチャンスを提供することが
自分自身のチャンスをも計り知れないほど大きくする最良の策であることも
痛いほど知っているから
自分一人の力など、知れている
大したことはない
しかし
みんながお互いに、1より大きな存在になった時
その結果は、想像も出来ないほど馬鹿でかい物になる
まさに∞・無限大だ
そんな可能性を
みんなが1より大きな存在になっていくことによって
実現できる
そして、みんなが幸せになれる
これは、いい方法である
最良の方法であろう
私は、本気で「木登り豚になってもいいなぁ」と思う
しかし、現実に木に登る豚などいやしない
豚はそういう体の構造になっていないのだから
しかし、私達は人間だ
人間の頭の中と、心は、意志は
どんな風にでも変化できる構造になっている
私の脳みそと、心は
木登り豚になれるのだ
今日は島原に来た
ここには、2よりも、3よりも、5よりも
もっともっと大きな存在である方達がいた
関わる人たちに、より大きな可能性を与えてい続けている人達がいる
そんな人が日本国中にいっぱいいる
そんなありがたい人達に対して、私達は
より大きな役に立つ存在
2よりも、3よりも、出来れば5よりも
もっと大きな倍数を持つ存在でいなくてはと
また強く思ったのでした。
※島原からの帰り、真夏の有明の海
今は、佐世保のホテルの中
もうすぐ、スーパー耐久の田中さんが迎えに来てくれる
この人も、人にチャンスを与えることが大好きな人で
今日はそんな人と、一杯飲むのだ
(イ~パイではない、一杯なのである)
楽しみである
※佐世保は、長崎総体で人がごった返していた
・・・・・
な~んちゃって
ただいま深夜1時
やっぱり、イ~パイ飲んで
ホテルに帰ってきました。
私は“一杯”と硬く決心して出て行ったのだが
田中さんの話が面白く
また、お互いに商売の秘訣を披露してしまったのがいけなかった
一挙に盛り上がってしまい、ブレーキが掛からない
結局イ~パイ飲んでしまった
(反省は一応している)
その話は、また後日
そして、今日のメインイベント
これが何であるかは、言えないが、すごいんですよ、これが
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2003年08月07日(木曜日)
お詫びと訂正
最近、お詫びと訂正の乱発である。
769話で、知立店の「鈴木君」を「杉浦君」と書いてしまった。
「鈴木君」が正解です。
彼、鈴木君が、杉浦君と一緒に入社して来たとき
一度名前を入れ違って憶えてしまって以来
もう一年以上
間違ってばかりいます。
私はそういう意味ではアヒルと同じで
一度刷り込まれてしまうと
記憶回路がなかなか元に戻らないようです。
悪気はないのでカンベンしてな。
鈴木君!
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