2004年09月14日(火曜日)
1019.タバコ吸いの願い
私はタバコをたくさん吸う。
1mgタールの煙の少ないタバコであるが1日3箱ぐらい吸う。
特に集中して原稿を書く日には、完全なチェーンスモーカーと化して、
日に5箱空けてしまうこともある。
タバコが体に良くないことは、
あらゆる情報で知っているし、
本当にタバコがうまいと感じるのは、
食事の後などほんの数本だけで、後は惰性で吸っているだけ。
たくさん吸い過ぎたりすると、気持ち悪くなったり、のどが痛くなって
ろくなことはない。
なのにタバコがやめられないのは、
タバコの持つ強い習慣性と、私の弱い意志のなせる業なのだろう。
世の中、禁煙の場が増えてきて、
特に今は、受動喫煙によって吸わない人にまで迷惑をかけると言うことで、
人が集まる所ではほぼ100%禁煙となっている。
おまけに、健康促進法などというおせっかいと言うか、ありがたいと言うか、
タバコ吸いを地の果てにまで追い落とすような法律が出来て、
世の中禁煙だらけである。
このような世の中の趨勢を考えると、
洗車に関わる店舗、主にガソリンスタンドの待合室でも「禁煙」が
基本であるべきである。
と、セミナーとかスクールの度に説いてきた。
日本の洗車を、高い技術に裏付けられた高品位な洗車にして、
お客様も喜び、そして店舗も収益が上がるような“文化”に高めることが、
私たちの責務と信じ、
いまやタバコを吸わない人の方が多くなった現代では、
その品質の高い洗車を提供する店舗の待合室は、禁煙であるのが当然である。
と、考えてきたのだ。
だから、我が快洗隊直営店3店では待合室は禁煙とし、
タバコを吸いたい人のために、煙が外に漏れない「喫煙ブース」を設置している。
100万円近い設備であるが、
待合室内で、タバコを吸わない人を護る為には不可欠な物と考えた。
しかし、残り2店ではスペースの問題もあって、
空気清浄機を置いて、できるだけ空気を綺麗にする程度の処置となっている。
また、FC店では、待合室内を全面的に禁煙にして、
タバコは外で吸わせるようにしているケースも多い。
費用対効果を考えると100万円近いブースは勿体ないということか。
まぁ、その方が待合室内はより空気が綺麗で良いのかも知れない。
しかし、タバコ吸いにはつらい時代であって、
飛行機は絶対に禁煙で、空港内も喫煙できる場所はどんどん少なくなっている。
東京の千代田区とか、福岡の博多など、道路上でも条例で禁煙にしてしまった。
この間、博多でくわえタバコをしたら、
黄色い腕章をはめたオジサンにえらい勢いで叱られた。
外食の店舗でも禁煙が増えた。
昼時にだけ禁煙であった「カレーのココ一番屋」は、いつの間にか終日禁煙になり、
2辛のカレーを食べた後の強烈にうまいタバコを楽しめなくなってしまった。
これは確信的な予感であるが、
近い将来、車を運転しながらの喫煙が禁止されるであろう。
危険であるからという理由と、健康に良くないという理由だ。
これは、確信を持っている。
わが社の事務所では、まだ喫煙者の方が多いので、
禁煙のオフィスにはなっていないが、時間の問題である。
健康促進法を盾にとって、誰かが禁煙を叫び始めれば、何の抵抗も出来ない。
あっという間に禁煙オフィスになってしまうだろう。
そうなったら、その時こそ社長室を持とうと思う。
今のように、皆さんよりちょっと広い場所をもらって「社長コーナー」にしているのは
出来るだけみんなと一緒にいたい(「あれ取ってきて」が言える。)から。
しかし、タバコが吸えなくなるのなら
私は潔く「社長室」に引っ込もうと思う。
どうせ社長室と言ったって、小屋程度のものだろうが。
しかしそれにしても、今やタバコを吸うことは犯罪行為に近い。
それにしても、タバコ吸いにはつらい時代だ。
そこで、谷好通的心変わり。
洗車を待つガソリンスタンドの待合室では、禁煙が当たり前、
タバコ吸いが大きい顔をして待合室を煙だらけにしている現状を否とし、
待合室禁煙を勧めてきたが、
今では思いっきり弱い立場となった「タバコ吸い」を
あまり虐待せずに、
ほんの隅っこの方でかまわないので、
なんとか、細々とでもタバコが吸えるように、工夫をしてやりませんか。
そう思うようになって来た。
そういう工夫が、案外、
もはや悪人並みの扱いを受けているタバコ吸いをも、
キチンとお客様扱いすることになって、CSにつながるのかもしれない。
けっこう真剣に、今、そう思うようになっています。
※やっぱり、タバコ吸いは悪人か?
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