2004年11月29日(月曜日)
1068.透き通る空・南昌
年を取ると睡眠時間が短くなり、
特に朝早く眼が覚めてしまうようになると
人は言うが、
私の場合は、むしろ逆のような気がする。
若い頃は、と言ってもそんなに以前ではなく、
私は睡眠時間が大変短かった。
一日4・5時間の時もザラであって、それがいつまでも続く。
夜遅いだけでなく朝も早いのだ。
グリットの吉田君達なども睡眠が随分短いようで、大変らしいが
睡眠不足がたまってきて、でも、やっと仕事が一区切り付くと、
「爆睡~~~っ」と、一日中睡眠をむさぼる事があるらしいが、
私にはそれが出来ない。
どんなに寝不足でも朝は自然に起きてしまう。
たいてい7時には「ハラ減った~。」と言って起きて来てしまうのだ。
そして、
皆さん、寝不足を補填する意味か列車とか飛行機に乗るとよく寝ているが、
私はだめだ。
寝るのは、布団の中と決まっていて、
どこでも寝られるという芸当は持っていない。
(私はA型なのだ。)
その結果、
睡眠不足を“まとめ寝”とか“寝貯め”で解消するとか、
ところかまわず寝ると言うことで解消が出来ない。
睡眠不足のまま働き続けて
自分の中にそれを消化して行ってしまうって感じで、それで平気であった。
ところが、ここ何年か
前の夜が遅いと朝起きるのが大変ツラクなっている。
睡眠不足が続くと、
体がだるくなって、頭がボケてくる。(本当のボケか?)
朝、放って置けば、
9時とか10時?ぐらいまでなら寝ていることが出来るようになったのだ。
年を取ったら、
長い時間を寝ることが出来るようになった。
しかも、熟睡である。(多分)
肥満体の人間はイビキをよくかき、
今はやりの「無呼吸症候群」という危ない病気があるらしいが
私はそうでもなさそうだ。
私もイビキはかいている様であるが、
夜中に目が覚めたことはほとんどないし、
朝目覚めた時、いつも非常にすっきりしているから。
仕事のハードなスケジュールが続いて、
体がついて行かないほど疲れた時、
下手に仕事を休んだり、スケジュールを変更するよりも、
一日だけ、
普段より3時間ほど睡眠時間を長く取って、
静かな環境で熟睡をすると、
ビックリするほど疲れが取れてしまう。
快眠が、疲労回復の特効薬である。
静かな環境での快眠が、何よりの復活の特効薬である。
私は歳を取って、人とは逆に睡眠時間が長くなった。
そして、いつもより少し長い睡眠で、疲れがすっかり取れるようになった。
快眠が取れるようになったということか。
快眠はよし。
そして次の、快食・快便とは
気持ちよく食って、気持ちよく出すということ。
適度な食事が快便につながるし、
快調な排便が、快食につながるとも言える。
私は生まれてこのかた便秘をしたことがない。
食べ過ぎると、ちょっとだけ下痢になるぐらいで、
快食快便には絶対の自信があるのだ。
問題は快眠を如何に確保するか、それだけである。
今日は朝5時に起きて、
名古屋⇒上海。
上海で上海スタッフと待ち合わせて、
今は、中国の地方都市「南昌」に向かって飛んでいる。
何ヶ月か前
上海から「錦州」に飛んだ時は、
「ボンバルディアのCRJ」という旅客機としては最小の飛行機であったが、
今回は「エアバスA320」である。
少なくとも、南昌は錦州よりも大きな都市であるらしい。
南昌では頼さんの会社の部長“黄さん”が待っている。
久しぶりで話が弾みそうだ。
食事も控えめに、
お酒も控えめに、
でも、いっぱい話をして、
今日は、早く布団に入ろう。
明日は朝8時の飛行機で上海に帰ってこなければならない。
明日もまた5時起きである。
つらいなぁ~~~、何でこんな朝早いスケジュールばかり組んでしまうのだろう。
上海・浦東空港に着陸する寸前。
浦東空港に降りてから、上海市内にタクシーで走って、
上海市内の国内線専用空港・虹橋空港から南昌行きの飛行機に乗る。
中国国内の路線はいつも必ずと言っていいほど満席である。
すでに、ちょっとくたびれモード
きのう耐久レースに出て、今日これでは、さすがに・・・
南昌についたのは、午後3時ごろ
上海から内陸に向かって飛行機で約1時間半の距離であった。
南昌空港から市街まで40分。
途中は赤土の続く田舎である。
市街に入ると様子は一変。
まるで上海の市街にいるような賑わった街である。
人口は、なんと400万人。
中国にはこんな大都会が、ゴロゴロとしている。
あっけないように、街角に手作りの家庭料理“腸詰め”が干してある。
初めて見ると、ドキっである。
内陸の都市、南昌
空だけがあくまでも透き通っていた。
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