2007年03月14日(水曜日)
1598.人の痛みは解らず
昨日の朝、車から降りる時、
不意に腰に短く電気が走ったような感じがして、
それから、夕方にかけて徐々に腰が痛くなってきた。
「あー、これが“ぎっくり腰”というものなのか」と思いがっくりとした。
初めての経験である。
じっとしても痛いし、同じ姿勢で座っているのがツライ。
特に立ち上がる時は、慎重にしかも「どっこいしょ」と声を掛けなければ立てない。
座る時も同じだ。
何をするにも腰が痛くて、ツライ。
夕方、夜の診察が終わる直前に整形外科の医院に駆け込む。
(例のすぐ切りたがりの、あの外科の先生である。)
レントゲンを撮った後、
先生は、
「しばらく様子を見て、痛みが治まらなかったらもっと詳しく調べましょう。」
この先生は切開が必要の無い診察では必ずこう言う。
何が痛くなっても、必ずこう言うのだ。
で、湿布と痛み止めの薬。
これもいつもと同じである。
くやしいが、私の場合、必ず次の日に痛みは治まってしまう。
しかし、今度こそ、この腰の痛みは尋常ではなく、
今度こそ、明日は仕事を休んで
「痛みが治まらなかったらもっと詳しく調べましょう。」を実行してもらおうと思っていた。
今まで何人ものスタッフが
「ぎっくり腰をやってしまいました。」と言って仕事を休んだが、
私は「ぎっくり腰で仕事休む? 根性の無い奴だ。」ぐらいにしか思っていなかった。
しかし、
今回、初めて腰の痛みというものを自分で経験して、
これは本当にツライことを思い知った。
自分の知らない痛みは、他の人が訴えてもピンとこない。
人の痛みは、経験しないと解らないものだ。
自分の感性の鈍さを改めて思い知る。
そう反省しながら、
次の日、つまり今日。
会社に出てきた時もやはり、腰は痛かった。
しかし気のせいか、昨日よりもちょっと腰が軽いようだ。
「イヤイヤ、油断大敵。」と思いながら、
朝から連続でたくさんのミーティングと、来客をこなしていたら、
だんだん腰が痛くなくなってきて、とうとう夕方には、ほとんど痛くなくなってしまった。
私のぎっくり腰は、極めて軽症であったようだ。
風邪を引いても、熱が上がりきらないうちに直ってしまうし、
ぎっくり腰で、腰を初めて痛めても、動いているうちに直ってしまったようだ。
これでは、私が本当に病気になっても、誰も本気にしてくれなくなってしまう。
これはこれで困ったものなのだ。
さぁ、明日から札幌から東京への三日間の出張だ。
腰の痛みがぶり返さないように気をつけて頑張ろう。
昨日のニュースは、
高知空港での「前輪が出ないANA機の緊急着陸」のニュースばかりであった。
飛行機はカナダ産ボンバルディアDHC8-Q400。
最新鋭の高速ターボプロップ機で、
私の大好きな飛行機の一つである。
ノーズギヤ(前輪)が出ないまま、胴体着陸をしたのだが、
大事に至らなくって良かった。
しかし、機械に故障はつき物である。
私はこれでDHC8-Q400に乗るのが怖いと思わないし、
ボンバルディア社の他の飛行機、たとえばCRJに乗りたくないとは思わない。
きっとこれで、DHC8-Q400の整備には一層注意がされるだろうし、
運行も慎重にされるだろう。
多分、今日本で一番安心して乗れるのはDHC8-Q400なのである。
パニックはいけない。
この事故で、あらゆるプロペラ機が嫌われるだろうし、
小型の名ジェット旅客機ボンバルディアCRJも嫌われるだろう。
しばらくは飛行機そのものが嫌われる風潮になるかもしれない。
ましてや、緊急着陸の舞台となった「高知」そのものが嫌われるかもしれない。
パニックは無節操であって、
関係ないものまで平気で巻き込む。
「高知」はこの事故とは全く関係ない。
皆さん、どんどん高知に行きましょう。
高知で食べた「カツオのたたき」は、絶品でした。
メチャクチャ旨かったですよ。
スーパーで買ってきたものとは、全く別物なんです。
先日、高知で行った絶品の感じの良さを実践していたSSの皆さんと。
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