谷 好通コラム

2009年04月17日(金曜日)

2187. 今出来ることは、今だからこそ出来ること

今、東京から帰る新幹線。

 

今日は5月の連休明けから東京に赴任する酒部君と増田君を連れて、
東京のあちらこちらに行った。

 

東京での活動は、それ以外の場所で行う活動とは一つ違う意味があって、
今までやらなくてはと思っていた活動も、
つい、片手間になっていて、
せっかくいただいたチャンスも普段の活動の中に埋もれ
申し訳ないことになっていたこともあった。
それを、専任の人間を東京に住ませる事によって本腰を入れようとしている。

 

去年の今頃、私が「東京に住む」と宣言したことがあった。
関東での仕事を本気でやらなくてはならないと思ってまずそう宣言したのだ。
自分の軸足を東京に持ってくることに大きな意味を感じてのこと。
しかし、それは物理的に難しいことが多くて、
現実には実現しなかった。
言ったことを実現しなかったことは、実に不本意であり、
恥ずかしくも、嘘を着いたことになってしまったのだが、
東京での本気の活動の意味を見失ったわけではなく、
会社として、重要性を低くくしたわけでもない。

 

まず、私が東京に移り住むことを一歩とする手段は非現実的であり、
決して効果的でもないことを悟ったわけなので、
まず初めに、東京にトレーニングセンターとは別に足場としての拠点を持つことにした。
その上で、力のあるスタッフを最小限のチームで配置して、
それを第一歩とした。

 

活動の前準備として、今日、東京を回り、
この方法が有効である予感を持った。
間違いないだろう。

 

活動の選択は機を逸してはいけない。
今すべきことを、後にすれば、機を逸し、あるべきチャンスを逃す。
今出来ることを、後でも出来るからとして、しないでいると、
実は大変なチャンスを逃すことがあることを、たくさん経験してきた。
今出来ることは、今やる。
後でも良さそうなことでも、今出来ることならば、今やる。
チャンスを掴み、チャンスを活かすこととは、そんなことの連続ではないだろうか。

 

後からでも良さそうなことでも、
後は後でまた別のチャンスが来るだろうから、今あるチャンスは、今、掴む。

 

出来ない理由、やらなくてもいい理由は、
どんな事にも必ずいくつもあるが、
そんな理由は、解決すべき理由であるだけであって、
本当に出来ない理由なんて滅多にあるものではない。

 

実際に動き始めてみると、
出来なかった理由が自然に消えていってしまうのは面白いほどで、
なぜ動かなかったのか、自分でも不思議に思えてしまうもののようだ。

 

今出来ることは、今、やること。
後でもいいと思ったら、そのチャンスは、自分から逃げていってしまうものだ。

 

今出来ることは、今だからこそ出来ることの方が多い。

 

「やって良かった」と思うことは、

 

「今、やらなければならないことなのか」と悩んだ末に

 

「今、出来るから、やろう。」と考えて、実行に移した事に多い。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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