谷 好通コラム

2010年05月10日(月曜日)

2496.「問題を解決すること」と「仕事を止めないこと」

仕事をしていく中で、必ず問題は出てくる。
それは当然のことであるのだが、
一つ一つの問題を解決するたびに、また違う問題が必ず出て来て、
まるで「もぐらたたき」のようであり気が滅入ってしまうこともある。

 

そんな時、必ず口に出すのが、
「しばらく前に進むのをやめて、止まって、体制の立て直しをするぞ。」

 

しかし仕事は常に走り続けていて、
その仕事はすべて前に進む方向に向いているのだから、
「止まれっ!」と言って止まるものではない。
だから結局、前に進みながら問題を一つ一つ解決することになる。

 

それでも、いつも何とかなって、
仕事の進行も決して止まることはない。
一時的にスピードが鈍ることはあっても、止まる事は決してない。

 

 

「仕事を止めないこと」と「問題を解決すること」を比べて、
「問題を解決すること」を優先し、
「仕事を止める」ことをしてでも「問題を解決しよう」とすると、
問題は解決して、結果的に、仕事も進む。

 

しかし、
「仕事を止めないこと」を優先して、
「問題が解決すること」よりも「仕事を進めようと」とすると、
問題は解決せず、問題が大きくなって、結果的に仕事も止まる。

 

「仕事を止めないこと」と「問題を解決すること」の両方の要素があった場合、
「問題を解決すること」を優先し、解決すべき問題を解決すれば、
結果として仕事は止まる事はない。
解決すべき問題を解決せず、仕事を止めまいとすると、
結果的に仕事は止まる。

 

次から次へと出てくる問題を、それが「もぐら叩き」のごときであろうと、
解決すべき問題は、解決すべきなのだ。

 

私の尊敬する経営者の言葉にこういうものがあった。

 

「まず問題を知る。
悪さ加減を100%把握する事からすべてが始まる。
より多くの人々が問題に気づく事が解決の第一歩である。」

 

問題は発生した時点が、もっとも解決しやすい時であり、
問題が発生しても、その解決をダラダラと引き延ばすと、
どんどん問題が大きくなって、解決が非常に難しくなっていく。
もちろんどこかで仕事も止まる。
あるいは大きな損失を出し続けることになる。
問題があっても解決しようとしない者がいれば
その者を解決してしまえばいい。たぶんその者が問題であったのだから。

 

問題はとっとと解決すればいい。
それで仕事が止まってしまうかもしれないと思っても、
決して止まる事はない。
問題は解決したのだから。

 

 

ちゃんと問題を解決して、
また、きちんと前に進み始め、
ちゃんと目標を達成した者たちの達成会。
酒のつまみは、
ケンタッキーフライドチキンと、
スーパーで買ってきたお寿司パック、宅配ピザ。

 

場所は本社の二階にある宿泊設備の談話室。

 

 

今までこの宿泊設備を「快洗ホテル」と呼んでいたが、
「快洗隊」が「KeePer LABO」になって、
「快洗ホテル」は「LABOホテル」と呼ぶことになるが、
響きが、ちょっといやらしいのだ。
だから、ここはずっと「快洗ホテル」と呼ぼうと思っている。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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